1敗で追う白鵬だが、今一つの内容のままここまできてしまった。
特に失望したのは、稀勢の里戦。
あの大事な相撲で、どうして右を差しにいったのか。左からおっつけられることはわかっているはずなのに。
苦手意識云々もあるだろうが、それよりもこのところの白鵬には、何か気力、精神力の面で、かつての63連勝の時の反動がきているように思う。
朝青龍引退後、一人横綱として、不祥事の続く角界を背負ってきた疲労、被災地訪問の疲労を、本人も隠さないようだ。
それでも2敗で二番手なのだから、横綱として極度の不成績とは言えないものの、2場所続けて優勝争いで先行を許す展開は、この稀有な横綱が、並の横綱になってしまったような印象を受ける。
特に失望したのは、稀勢の里戦。
あの大事な相撲で、どうして右を差しにいったのか。左からおっつけられることはわかっているはずなのに。
苦手意識云々もあるだろうが、それよりもこのところの白鵬には、何か気力、精神力の面で、かつての63連勝の時の反動がきているように思う。
朝青龍引退後、一人横綱として、不祥事の続く角界を背負ってきた疲労、被災地訪問の疲労を、本人も隠さないようだ。
それでも2敗で二番手なのだから、横綱として極度の不成績とは言えないものの、2場所続けて優勝争いで先行を許す展開は、この稀有な横綱が、並の横綱になってしまったような印象を受ける。
しかし、もし決定戦になれば、本割りで負けている白鵬が、ここ一番の気力を出してくるかもしれない。
今日の朝日新聞の朝刊に、2000年以降の大関昇進力士12人の直前3場所成績の表が載っていたが、直前3場所で優勝している力士は、武双山と魁皇だけと思いの他少ない。
しかも二人とも2場所前だ。
直前場所で優勝して昇進した大関はいない。鶴竜はどうだろう。
しかも二人とも2場所前だ。
直前場所で優勝して昇進した大関はいない。鶴竜はどうだろう。
いずれにしても楽しみな千秋楽だ。
把瑠都が遂に4敗を数え、これで今場所の5大関は全員が物足りない成績となった。
まあ、5人もいれば(来場所は6人だし)、全員が2ケタ勝つのは計算上も難しいわけだが、それでも常に誰か1人か2人は千秋楽まで優勝にからむようであってほしい、というのは月並みか。
そういう大関がいれば、新横綱がとうに生まれているはずだが。
まあ、5人もいれば(来場所は6人だし)、全員が2ケタ勝つのは計算上も難しいわけだが、それでも常に誰か1人か2人は千秋楽まで優勝にからむようであってほしい、というのは月並みか。
そういう大関がいれば、新横綱がとうに生まれているはずだが。
豊ノ島、豊真将、豪栄道が2ケタ。実績のある人たちだけに当然とも言える。
それより、成績は別にして、妙義龍、松鳳山、高安、雅山、翔天狼あたりが、それぞれの個性を発揮した相撲をとってくれているのが嬉しい。
それより、成績は別にして、妙義龍、松鳳山、高安、雅山、翔天狼あたりが、それぞれの個性を発揮した相撲をとってくれているのが嬉しい。
顔や体つきがかつての益荒雄を彷彿とさせる勢も、時にいい相撲を見せてくれた。一旦十両に落ちるが、早く戻ってきてほしい。
今場所は、平幕同士の対戦にも攻防のある熱戦が多く、概して相撲内容が良いと思う。