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67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

父句集 朝日新聞千葉地方版「俳壇」掲載句 1992年~1994年

朝日新聞千葉地方版「俳壇」に掲載された、父の俳句、1992年~1994年分。

選者:小出萩光

1992年10月29日 佳作

    冷やかによぎる風あり展望台


1993年2月4日 特選

    憂きことを集めて霙降り続く

    【評】霙は言うまでもなく、雨と雪が同時に降る現象で、
       雨ともなく雪ともなく、薄白く迅い線を引いて降
       る。雪よりも寧ろ暗く寒い感じを伴うのを、憂き
       ことに見立てて、心象風景に転じた所が出色。


1993年5月27日 佳作

    卯浪寄す干潟を鴉歩きけり


1993年7月8日 佳作

    心太するりと逃げしひとに似て


1994年4月21日 佳作

    桜餅の香に気付きしや子の位牌


1994年6月9日 佳作

    でで虫よこれでいいのか定年後

    【選後感】「蝸牛」には、どこか人間の生きざまに喩え易
         い一面があって、その寓意性を楽しめる作が
         少なくなかった。例えば・・・(として、父他の作者
         名を列挙)。



※父の俳句について
    http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/63131212.html