naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

R.シュトラウス、とりあえず一服

2013年は、とりあえずリヒャルト・シュトラウスの音楽を聴いてみよう、と思い、通勤時に聴いてきた。

ケンペ=ドレスデンの、管弦楽曲集、協奏曲集、9枚組。

ヴァイオリン協奏曲がとてもいい曲なのにびっくり。何で演奏会のメジャーレパートリーにならないんだろう。

その後、オペラ。


今日は、DVDで「英雄の生涯」、「薔薇の騎士」。

初めての曲も多いので、まだよくわかったわけではないが、R.シュトラウスの音楽、非常に豊饒な世界であることは感じた。

オペラも振る指揮者兼作曲家、という点では、マーラーがいる。時代も近い。

私の場合、マーラーの音楽は高校の頃から長く聴いている。R.シュトラウスとだと、なじみの度合いは天地の差だ。

後者を改めてあれこれ聴いてみて思うのは、音楽としてのバランスはマーラーよりもずっととれているかな、と。

マーラーの音楽が、非常に主観的で、時にエキセントリックだったり、何かいびつな形態を呈するのに比べると、R.シュトラウスの音楽は、それが「サロメ」や「エレクトラ」のような作品であっても、一定のバランスの中に収まっている、と感じる。

それを、音楽としての優劣とは断じられないが。

それにしても、オペラ指揮者でもあったマーラーが、一つもオペラを書かなかったというのは、R.シュトラウスとは好対照だ。
そして、一方のR.シュトラウスは、合唱付きのシンフォニーを書かなかった。
このへんも、何か考察の対象になりそうだ。

いずれにしても、R.シュトラウスの音楽、とりあえずこれで一服。
またゆっくり反芻鑑賞していきたい。

当面はワーグナーに移る。
来週、新国立劇場での「タンホイザー」があるので。

※関連の過去記事
    2013年、まずはR.シュトラウスから
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/63447958.html