2013年は、とりあえずリヒャルト・シュトラウスの音楽を聴いてみよう、と思い、通勤時に聴いてきた。
ヴァイオリン協奏曲がとてもいい曲なのにびっくり。何で演奏会のメジャーレパートリーにならないんだろう。
その後、オペラ。
今日は、DVDで「英雄の生涯」、「薔薇の騎士」。
初めての曲も多いので、まだよくわかったわけではないが、R.シュトラウスの音楽、非常に豊饒な世界であることは感じた。
オペラも振る指揮者兼作曲家、という点では、マーラーがいる。時代も近い。
後者を改めてあれこれ聴いてみて思うのは、音楽としてのバランスはマーラーよりもずっととれているかな、と。
マーラーの音楽が、非常に主観的で、時にエキセントリックだったり、何かいびつな形態を呈するのに比べると、R.シュトラウスの音楽は、それが「サロメ」や「エレクトラ」のような作品であっても、一定のバランスの中に収まっている、と感じる。
それを、音楽としての優劣とは断じられないが。
それにしても、オペラ指揮者でもあったマーラーが、一つもオペラを書かなかったというのは、R.シュトラウスとは好対照だ。
そして、一方のR.シュトラウスは、合唱付きのシンフォニーを書かなかった。
このへんも、何か考察の対象になりそうだ。
そして、一方のR.シュトラウスは、合唱付きのシンフォニーを書かなかった。
このへんも、何か考察の対象になりそうだ。