naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

【ネタバレご注意】2014.10.22 小田和正日本武道館公演<3>

前回、武道館で小田(和正)さんを聴いたのは、2008年9月11日だった。

久しぶりの武道館で、席に座って、「こうして見ると、武道館って、狭いなあ」と驚いた。
今次ツアー、これまでに行った会場はアリーナタイプだったが、それに比べるとやはり武道館は床面積が狭い。

だから、花道も、ステージからT字型に伸びているだけだ。

私が座った北東スタンドの1階は、ステージ上手側の斜め後ろ。
記憶では、武道館で初めてオフコースを聴いた、1980年6月、反対側の、南西スタンドの1階だったような気がする。

あと、オフコースとして最後の武道館だった、1989年2月の時に、北東近くの東スタンドに座ったことがあった。ステージをほぼ右横から見る形だったが、何と言ってもこの時のことでおぼえているのは、小田さんが、ステージから飛び降りて客席に入っていったことだ。
今では、小田さんが客席に入るのは当たり前で、そのための階段や通路も予め設けてあるが、オフコースの時代はそんなことはなかった。
解散が目前に迫っていることで、小田さんに感情の昂ぶりを抑えきれず、衝動的に飛び降りて客席に乱入した、という感じだった。
場内が、悲鳴で騒然としたのをおぼえている。

さて、今回の私の席だが、ステージがとても近く、弦の4人や栗尾(直樹)さんを間近に見ることができた。
ふだん習慣がないので、双眼鏡を持って来なかったのが悔やまれた。譜面台に載った、弦の楽譜をのぞいてみたかったのだが。

方角、高さの面では、ほぼオンステージシートの延長みたいな感じだった。

それと、8角形のスタンド席の内、北東と北西のみ、最前列前に花道が設けられていて、ステージから階段で上がってこられる形だったので、小田さんや稲葉(政裕)さん、有賀(啓雄)さんを至近距離で見ることができた。

「二人」。
演奏前のMCで、NHKの時代劇「吉原裏同心」のために書き下ろしたこと、時代劇であることを意識して書いたことは、毎回話していたが、この日は、「時代劇でないと書けない曲を、書かせてもらえた」という表現をしていた。

「東京の空」。
今回のメニューでは、ピアノの弾き語りの1曲目がこれだが、ピアノはスタインウェイだった。

「明日」。
モニターに映し出される歌詞を改めて見ながら、この曲が、前回のツアーの1曲目に歌われたことを思い出した。
3月の震災で、準備されていたツアーに、予定通り入れなかった。
震災があったことで、1曲目は「明日」にしようと思った、と、PRESSのインタビューか、ライブのMCで語っていたと思う。
つまり、当初はこの曲で始める構想ではなかったのだろう。
(小田さんは、通常、新しいアルバムの1曲目を、ライブの頭に持ってくる。その原則に従えば、「君のこと」だったと推測される)
旧作(前回ツアーの時点で6年前のアルバム)に収録された、この「明日」の歌詞が、あの震災という事態に、様々な意味を持っていたことを、3年後の今、改めて強く感じさせられた。

「その日が来るまで」。
震災の後に、被災地のことを考えて書かれた曲だが、「明日」とこの曲を2曲続けて、前半を締めくくる構成に、小田さんの思いが感じられた。
同じ小田ファンである、古くからのブロ友さんが、体調を崩していることを、最近知った。
「ゆっくり ゆっくり 元気になって」の歌詞が、心にしみた。

ご当地紀行の冒頭は、東京駅八重洲口から。
常歩いている場所だけに、おーっ、という感じ。
内容は、終盤の東京公演恒例の、全国ご当地ダイジェストだった。

「風と君を待つだけ」。
今回のセットリストの中で、一番嬉しい曲の一つだ。
コーラスの方を歌ってみたが、声域が高くて、とてもだめ(笑)。

「Yes-No」と「ラブ・ストーリー・・・」の2曲で、これまでは、スタンド席やアリーナ席外周を一周していたが、この武道館では、アリーナの客席の中を、あっちへこっちへと歩き回っていた。

「今日もどこかで」。
6年前の武道館。あの時、ここで、客席のみんなで歌って、レコーディングをしたんだったよなあ。
(シングルでは、別トラックになっているし、アルバムでは、途中からミックスされている)

この曲の後で、小田さんが何度もお辞儀をすると、長い長い拍手が続いた。

アンコールでは、メンバーが、ツアーのTシャツに着替えてくるのが常だが、金原(千恵子)さんが、珍しくそれまでのスカートからジーンズになっていた。

アンコールの1曲目は、今回も「もっと近くに」。
今回も、オフコース解散の話題にふれた。わざわざバンド解散の話をして、この曲を演奏する小田さんの真意を、私は計りかねている。
オフコースのオリジナルのスタイルでなく、「LOOKING BACK」バージョン(歌詞も異なる。オリジナルは英語の歌詞も出てくる)であることに、ヒントがあるようにも思う。
この曲は、オフコースの1987年のツアーの1曲目だった。この武道館でも聴いたなあ、と思いつつ聴いた。

セカンドアンコールでの、「YES-YES-YES」。
武道館でのこの曲は、やっぱり特別なものがある。
5人でのオフコースの最後のシングル曲。しかし、この曲はライブでは演奏されなかった。
あの1982年6月30日の武道館10日公演の最終日。客出しの時に場内に流れたこの曲が、満場の合唱になった伝説の場面は、ライブビデオで何度も何度も観た。
北東スタンドの席から、正面のスタンド席の聴衆が、全員立って手拍子をしているのを見て、ライブビデオにもこういうアングルの画像があったな、と思い出した。

「hello hello」。
前記のブロ友さんとは別の、大切な友人が、今、病気治療をしている。
彼女に、きっといい事が来るように、と願った。
この曲、終盤に、小田さんが会場の手拍子を促すようになったが、ちょっとやめてほしいな、これ。この曲はもっとしっとりと終えてほしい。手拍子はそぐわないなあ。

3時間近い公演が終わって、表に出ると、まだ雨。

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ツアートラックは、グッズ売場の裏側にいました。

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ここから、結構大変だった。
靖国神社の方向に出る時はいつもそうだが、途中に狭い門が2つある。
あれを通るのはそれでなくとも大変だが、みんな傘をさしているので、歩きづらくてのろのろとしか進まない。
九段下駅の交差点に着いた時は、終演から30分経っていた。