naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番指揮者との初合奏、ソリスト初合わせも

日 時 : 2015年1月25日(日) 13:00~17:00
場 所 : Wave101大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ボロディンメンデルスゾーン(1~3楽章)、ドヴォルザーク(1~4楽章)
弦人数 : 11・9・6・8・5
弓の毛 : 2本(ボロディンドヴォルザーク4楽章)

年明けから始まった、6月の定期演奏会に向けての練習。

3回目の今日は、早くも本番指揮者の合奏。加えて、コンチェルトの本番ソリストとの初合わせだった。

本番指揮者のY先生とは、浦安オケ以外でもご一緒する機会がある。直前は、昨年12月、クリスマスの晩に、六本木ヒルズで「第九」の抜粋演奏をした。

個人的には、お目にかかるのはそれ以来。

浦安オケとしては、2013年11月の定期演奏会で、チャイコフスキーの「悲愴」他を指揮していただいて以来となる。

練習冒頭、トランペットの新入団員が紹介された。26歳とのこと。若い!

練習は、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲からスタート。浦安オケとしては、15年ぶりの再演となる。

まず、オケだけで、1楽章から3楽章まで、部分的に練習。

その後、ソリストのIさんをお迎えしてのソロ合わせとなった。Iさんによると、このコンチェルトは、これまでにコンクールなど色々な場面で必ず弾いてきたそうだ。いわば勝負曲ということのようだ。

1楽章から3楽章までを、ソロ付きで全曲通した。

その後、1楽章のみ、部分的に返した。

Y先生からのお話。

メンデルスゾーンの音楽は、音をはっきり出すこと。pと書かれている場合でも明確に。1楽章冒頭の8分音符の伴奏分散和音も、もやもやした感じにならず、左手をしっかり押さえて、はっきり音を出す。ピアノを弾く場合、pでも鍵盤を底までしっかり弾くイメージ。
・コンチェルトだから、音量を遠慮する必要なし。この曲はよく書けているので、オケは伴奏と思わず、ソロと一緒に大きな音で弾いて大丈夫。
・協奏曲でなく、「共奏曲」のつもりで。

休憩の後、ボロディンの「イーゴリ公」序曲。

一度通してからの返し練習。

Y先生からのお話。

・きれい過ぎる。メンデルスゾーンは、きっちり音を出す必要があるが、ボロディンは違う。
・冒頭は、地を這うような響きがほしい。
・前回、チャイコフスキーでも、終始音が抜けないように、全力で弾くことをお願いしたが、チャイコフスキーは、ロシア音楽としては洗練されている。この曲は、洗練されていないので、あの時のチャイコフスキー以上の音がほしい。
・「野生の響き」がほしい。
ボロディンのpは普通のpではない。皆さんが今出しているpは、ボロディンにしてみれば、pppppppくらいだ。
・「訓練されていないオーケストラの音」がほしい。もっとガチャガチャした音がほしい。
・自分で雑だと思うような感じで弾いてほしい。

そんな指示を受けて演奏すると、この10分程度の序曲で、がっくり疲れる。前回の「悲愴」を思い出した。

この序曲は、2011年にユニ響(津田沼ユニバーサル交響楽団)で弾いたことがあるが、その時とはずいぶん違うような気がする。同じ曲でも、指揮者によって違うものだ。

ここで再度休憩。

今回の演奏会、以上の2曲、前半では、トップサイドに座ることになっている。後半は、トップサイドを交代して、2プルトの表で弾くので、休憩の間に席を移動。

メインは、ドヴォルザークの8番。

この曲も、まず1楽章から4楽章まで通してから、1楽章に戻って、順次部分的な返し練習。

Y先生からのお話。

・この曲でねらうのは、「草原の音」。
・イメージは明るく。楽しい喜びの感情を表すこと。
・5月の美しい緑が思い浮かぶような演奏を。
・この曲に、人間は出てこない。チェコの大地、風。
・この曲は、大地讃頌である。

どの曲も、本番指揮者とは初めてということで、当初は慣れない感じがあったが、先生のお話を聞いて、めざす音楽のイメージが伝わってきたので、返し練習ではだいぶ違う感じで弾けた。

充実感のある練習だった。

Y先生の次の合奏は、3週間後。

※練習往復に聴いた音楽
    R.シュトラウス 4つの最後の歌
       ノーマン=マズア=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
    ボロディン 「イーゴリ公」序曲
       N.ヤルヴィ=エーテボリ響
    AKB48 ここがロドスだ、ここで跳べ!
    シベリウス フィンランディア
       バルビローリ=ハレ管
    オッフェンバック ホフマン物語
       小澤征爾=フランス国立管