naokichiオムニバス

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漫画の国内発行部数ランキング

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「ONE PIECE」(尾田栄一郎)が、「1人の作者が描いたコミック累計発行部数が世界最多」として、ギネス世界記録に認定されたそうだ。

昨年末時点で、3億2,086万6,000冊が発行されたとのこと。

この漫画は読んだことがないので、個人的には、ふうん、くらいの話で、ファンの方々には申し訳ないです。

このニュースを報じた16日(火)のスポニチに、「主な漫画の国内発行部数」というランキング表が載っていた。

1億部以上発行の作品は、11ある。

この中で、全編を読んでいるのは、「美味しんぼ」と「タッチ」の2つ。

部分的になら読んだことがある作品は、「ゴルゴ13」、「こち亀」、「ドラえもん」、「鉄腕アトム」、「サザエさん」、「キャプテン翼」、「キン肉マン」、「北斗の拳」。

それ以外は、読んだことがないので、あまり詳しくはないが、それぞれの作者の代表作が並んでいるということなのだろう。

そんな中、あだち充の作品で、「タッチ」が突出している、というのは、やや意外な感がある。
手塚治虫における「鉄腕アトム」もそうだ。
他にも数多くの傑作を描いている人たちだが。

それにしても、高橋留美子弘兼憲史の作品は、ないんだなあ。

長寿作品は、当然巻数が多くなる。「こち亀」の195巻、「ゴルゴ13」の176巻が突出している。

ところで、部数と巻数が、必ずしも比例していないような気がしたので、「1巻あたりの部数」を算出してみた。「どれだけ多くの人に読まれているか」を計るには、こちらだろう。

トップテンはこちら。

  1位  鉄腕アトム          1巻当たり476万部(以下同じ)
  2位  ONE PIECE       416万部
  3位  SLAM DUNK      387万部
  4位  タッチ             385万部
  5位  ドラゴンボール        376万部
  6位  ドラえもん          222万部
  6位  北斗の拳           222万部
  8位  キャプテン翼         216万部
  9位  HUNTER×HUNTER  206万部
  10位  NARUTO-ナルト-    182万部

トップは「鉄腕アトム」かあ。巻数は、この中で最少の21巻だが、1巻当たりは500万部に迫る数字。

「ONE PIECE」は、総発行部数でも、1巻当たりでも、すごいということだ。

サザエさん」は、1巻当たり126万部で15位だが、新聞連載漫画という点からすると、単行本で読まれるよりもはるかに多くの読者が存在するはずで、おそらく、実際には圧倒的な1位ではないかと思う。

美味しんぼ」は、1巻当たり117万部で17位、「ゴルゴ13」は、1巻当たり114万部で19位と、案外下位になってしまう。

そして、「こち亀」は、1巻当たり80万部で21位。
同じ「少年ジャンプ」の看板漫画である「キン肉マン」の方が、1巻当たり140万部で13位にランクしているのと比べると、両作の順位の上下関係、また部数の差が、ちょっと意外な気がする。