今日11日(火)のスポニチに、面白い記事が載っていた。
記事では、セとパの貯金の格差についてとりあげている。
昨10日(月)現在で、セの首位、阪神は52勝48敗1分、貯金4。
一方、パの首位、ソフトバンクは63勝31敗3分、貯金32。
セとパの首位チームの貯金差が28ある。
記事には、「シーズン貯金に20以上の差があった日本シリーズ対決」という表が掲げられている。
つまり、今シーズン、昨日時点では、過去最大の貯金差とタイなのだ。
このまま、ソフトバンクがさらに貯金を積み重ね、セの首位チームが伸び悩んだ場合、最大差を更新する可能性があるわけだ。
この表で、興味深かったのは、これだけ貯金差があるならば、日本シリーズの決着も、当然貯金が多いチームなんだろう、と思いきや、必ずしもそうでないことだ。
貯金差が24以上の場合は、すべて貯金の多いチームが勝っている。しかし、5例中4例が、7戦を戦っており、決して楽勝ではない。
また、貯金差23以下のケースは8例あって、4勝4敗だ。へえー。
とりわけ、1975年、リーグ初優勝した広島が、貯金25を持っていながら、貯金僅か5の阪急に1勝もできずに敗退したのは、いかにも浮かばれぬ話だっただろう。既に何度も優勝している阪急との、短期決戦の経験の違いか。
この表でもう一つ気がつくのは、貯金が少ないチームでも、貯金が1ケタのチームは、さすがに2例しかない、ということだ。前記1975年の阪急と、1992年のヤクルト。
この記事では、セの現状で、果たしてシーズン終了までに貯金2ケタに乗るチームが現れるか、とも書かれている。
過去、2ケタ貯金が不在のケースは非常に珍しく、3例しかないのだそうだ。
優勝チームでも貯金1ケタのケース。
1973年の巨人の貯金6、前記1992年のヤクルトの貯金8、1998年西武の貯金9。
残り試合数が40前後となった現状で、どのチームにせよ、ここから貯金を増やして2ケタまで持って行くのは、決して簡単なことではなかろう。
とりあえず、今日11日は、上位3チームとも勝って、貯金を1つ増やしたようだが。