naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

バーンスタイン没後25年

10月14日。レナード・バーンスタインの命日である。

1990年。バーンスタインは、ロンドン交響楽団と来日した。また、新しく設立された第1回のPMFに出演した。

10月9日に、指揮活動から引退し、今後は、作曲と教育に専念すると発表した。

少々さみしく思った、その僅か5日後の訃報には、本当に仰天したものだ。

バーンスタインは、私にとっては、高校時代からのアイドルだった。

前年に、カラヤンが亡くなったが、バーンスタインカラヤンより10歳若かったので、カラヤンがいなくなっても、バーンスタインが、しばらくはクラシック音楽の世界を牽引していくだろうと期待していた。

まさか、カラヤンの後を追うようにして、翌年に亡くなるとは、まったく予想できなかった。

あの時の衝撃、喪失感は、今でも忘れられない。

3年後の1993年、アメリカに出張した際、彼が亡くなった場所である、ダコダ・ハウスを、移動のバスの車窓から見る機会があり、また、空き時間に、リンカーン・センターにある、「レナード・バーンスタイン・プレイス」という標識を見に行った。

バーンスタインの他界から、25年。もう四半世紀の時が流れたのか。感慨がある。

没後25年ということで、各レーベルから、バーンスタインの録音が再発売されている。

長年のファン歴で、あらかたの音源は所有しているが、今回、ソニーから出るシリーズには、「マタイ受難曲」(抜粋)など、まだ持っていない珍しいものがいくつかあるので、買い求めたい。