10月14日。レナード・バーンスタインの命日である。
10月9日に、指揮活動から引退し、今後は、作曲と教育に専念すると発表した。
少々さみしく思った、その僅か5日後の訃報には、本当に仰天したものだ。
バーンスタインは、私にとっては、高校時代からのアイドルだった。
まさか、カラヤンの後を追うようにして、翌年に亡くなるとは、まったく予想できなかった。
あの時の衝撃、喪失感は、今でも忘れられない。
3年後の1993年、アメリカに出張した際、彼が亡くなった場所である、ダコダ・ハウスを、移動のバスの車窓から見る機会があり、また、空き時間に、リンカーン・センターにある、「レナード・バーンスタイン・プレイス」という標識を見に行った。
バーンスタインの他界から、25年。もう四半世紀の時が流れたのか。感慨がある。
没後25年ということで、各レーベルから、バーンスタインの録音が再発売されている。