naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ツアータイトル「君住む街へ」

昨30日(土)、静岡エコパアリーナで、小田(和正)さんの新しいツアーが始まった。

ツアータイトルは、「Kazumasa Oda Tour 2016 君住む街へ」。

「君住む街へ」と言えば、4人の時代のオフコース、終わりの頃のシングル曲だ。

このところの小田さんのツアータイトルは、新しいアルバムあるいは曲のタイトルが続いていた。

オフコース解散後も、LOOKING BACKされ、歌われ続けている曲とは言え、30年近く前の曲の名前をツアータイトルとしたことに、どうしてだろう、と思った。

純粋に言葉の通り、「君住む街へ行くよ」、ということなのか。

一方で、どうしても、「君住む街へ」がメイン曲として本編最後に歌われた、1988~1989年のツアーが、オフコースにとって最後のツアーとなったことを想起してしまう。

小田さん自身に何か別の気持ちを込めた部分があるのか。

そんなことを考えていた折、小田さんの公式サイトで、「詩とファンタジー」(かまくら春秋社)という雑誌が、「小田和正の時を超えた歌」という特集を掲載することを知った。

この雑誌の存在自体を知らなかったが、買い求めてみた。

紙上に、雑誌の発行人である伊藤玄二郎氏と小田さんの対談が載っているのだが、読んでいたら、小田さんのこういう発言が目に留まった。

「それはもう、タブーは人間が作ったものですからね。ただ5年前の震災の時に、封印した歌はありますね。その時に考えることがいろいろありました。私はその封印した曲が一番好きなくらいの曲だったので、今度のツアーは、その曲をツアーのタイトルにして、始めようと思うんです」。

「君住む街へ」は、封印された曲だったんだ。ちょっと驚いた。

調べてみたら、近年のツアー、この曲のとりあげられ方は、こうなっている。

   1997~98 THRU THE WINDOW     アンコール
   2000    SAME MOON           アンコール
   2002    kirakira                本編最後
   2005    大好きな君に             アンコール
   2008    今日もどこかで            アンコール
   2011~12 どーもどーも その日が来るまで   演奏なし
   2014~15 本日小田日和              演奏なし

いつも歌われてきていたが、確かに、震災の年のツアーから「封印」されている。

東北の震災についての小田さんの思いは、直後のツアーにおいて、最初の曲を「明日」にしたこと、そして、後日作られリリースされた「その日が来るまで」が、知られている。

「君住む街へ」をどういう思いで封印したのか、また、今回のツアータイトルとしたのか(ツアータイトルにした以上、もちろん歌われるのだろう)、ライブの中で、小田さんから語られることがあるだろうか。