naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ワークショップ日誌 3月3日(金)

3日(金)~5日(日)、佐久、軽井沢で行われた、横島勝人先生のワークショップに参加。今回が5回目の参加となる。

2013年からの勉強テーマはブラームス。昨年までの4年で、シンフォニー4曲、コンチェルト4曲(ピアノ2曲、ヴァイオリン、ヴァイオリン+チェロ)を勉強してきた。最終回の今回は、「ドイツ・レクイエム」を勉強する。

2012年に「ミサ・ソレムニス」を勉強した時にご一緒した、合唱団「フロイデ・コーア・ヨコハマ」の皆さんと、5年ぶりの共演である。

そして、ワークショップの1ヶ月後、4月2日(日)には、ミューザ川崎でも演奏会を行う。

ワークショップは、例年9月、10月、秋の祝日がらみの3連休に行われているが、今回は3月。合唱団との日程調整の関係らしい。初日は平日なので、休暇を取っての参加である。

3日、東京11:04発のあさま607号に乗車。

   ワークショップへ
      http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/65673827.html
   駅弁シリーズ~日本のおもてなし弁当
      http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/65673866.html

車中では、コルボ指揮の音源を聴きながら、スコアを見たが、5楽章の途中までで時間切れ。12:26、佐久平に到着。

浅間口のロータリーに下りると、横島先生がおられて、再会の握手。

マイクロバスで練習会場に移動する。車中、ヴィオラのJさんが、神奈川新聞の切り抜きを下さった。昨年11月、小田(和正)さんのツアー終了に関する記事である。Jさん、お気に留めて下さり、ありがとうございます。

13時前、初日の練習会場である、佐久市交流文化館浅科に到着。毎回練習に使っている「穂の香ホール」に入る。

このワークショップ、本番演奏は「マウントあさま室内合奏団」名義で行っており、練習の際は、そのユニフォームとしてのTシャツを着ることになっている。

普段は夏の名残が残る時期だが、今回は、寒い3月。さすがにTシャツ1枚というわけにはいかない。長袖のシャツの上にTシャツを着た。

明るい黄緑色のTシャツの集団は、楽器を持っていなかったら、ちょっと危なげ?(笑)

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13時半頃からオリエンテーション

各自自己紹介。「ドイツ・レクイエム」については、今回が初めての人もいれば、経験者もいる。様々だ。

今回、ヴィオラは8人が参加。

ソリストは、初日から参加。ソプラノの西本真子さんは、もとオーボエ吹きだそうだ。また、バリトンの石井一也さんは、2012年、「ミサ・ソレムニス」でソロを歌って下さった方だ。

マウントあさまの今年から来年にかけての活動予定も説明された。盛りだくさんだ。

  ※2017年7月 マウントあさま管弦楽団名義での演奏会(ブラームス2番、3番、紀尾井ホール)
  ※2017年9月 モーツァルト・オーケストラ・セレネ名義での宇奈月温泉フィガロの結婚
   2017年10月 室内楽ワークショップ
   2018年2月 マウントあさま管弦楽団名義での演奏会(ブラームス4番、二重協奏曲、紀尾井ホール)
   2018年3月 室内楽ワークショップ
   2018年9月 モーツァルト・オーケストラ・セレネ名義での宇奈月温泉魔笛
   2018年10月 ワークショップ(ブルックナー7番、軽井沢大賀ホール)

※印は参加申込済み。来年2月の紀尾井ホールも参加したいが、浦安オケの合宿と重なるので悩ましい。

宇奈月のオペラは、できれば毎回参加したい。

今回で終わるブラームスに続く来年からの勉強テーマは、ブルックナー。ついていけるだろうか。

オリエンテーションが終わり、14:45から練習開始。初日はオケとソリストでの練習。合唱合わせは、2日目の午後からである。

参加前、Facebookを見ていたら、前日の2日(木)、ヴィオラのOさんが、「ドイツ・レクイエム」について、熱い思いを語っておられる。「びよら弾いててよかった、と思える曲」とおっしゃっている。

正直、この曲については、演奏歴がないだけでなく、観賞歴も乏しい。そんな私には、同じヴィオラ弾きで、曲への愛情を語れる方がいる、というのが、このワークショップでの勉強の助けになるように思えた。

ということで、練習でのプルト組みの話になった時、Oさんにプロポーズ(Oさん、女性です。お互い既婚だけど)して、2プルト目に座ることにした。Oさんは裏を練習して来られたというので、私は表。

まずは、全曲通し。

冒頭の1楽章は、ヴァイオリンが楽章全体を通じてtacet。こういう音楽も珍しい。そんな中で、音を出して行くのは、ちょっと緊張する。

初めて弾く音楽だが、隣でOさんが力強く弾いて下さるので、落ちることなく最後まで弾けた。第一印象としては、一番大変なのは、6楽章。目が楽譜についていかない・・・。

以後、休憩をはさみながら、2楽章、3楽章と練習。ワークショップなので、音を出すだけでなく、横島先生手作りの資料による講義も行われる。

このレクイエムは、死者のためのものではなく、生きている者のために書かれた、との説明があった。

3楽章の173小節目からは、弾いていて「ミサ・ソレムニス」を思い出した。器楽曲では、ベートーヴェンに学び、ベートーヴェンを意識して創作活動を行ったと言われるブラームスだが、宗教曲においても同じ、ということだろうか。

18時、夕食休憩。

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横島先生提供の文献類。ブラームス自筆楽譜を見ることもできる。皆で、練習の合間に思い思いに手に取る。

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19時、練習再開。4楽章、5楽章。

全曲中、ソプラノのソロが入る唯一の曲である5楽章は、初演の時にはなく、後から追加されたのだそうだ。

6楽章、7楽章、4楽章。

最初の通しから、1楽章を除く各楽章の返し練習をしてきて、まあついていけそうだ、という感じは持った。前回、昨年10月のワークショップでは、4番のシンフォニーと、二重協奏曲に取り組んだが、二重協奏曲が全然だめだった。二重協奏曲は、演奏歴もなく、観賞歴も乏しかったことで、最後まで音楽に入ることができず、反省だけが残った。同じようになじみの薄い「ドイツ・レクイエム」だが、半年前の二重協奏曲に比べると、ずっと音楽に入れていると感じた。初日、半日の練習でこの感触を得られたことには安堵した。

21:15練習終了。

通常は、2日目の練習も、ここ佐久市交流文化館浅科で行うのだが、今回に関しては、軽井沢大賀ホールでの練習となるので、会場をかたづけて、コントラバスのHさん運転の車にヴィオラ一同で乗り込み、宿泊先ホテルへ移動した。

22時半頃、ホテルリゾートイン佐久平にチェックイン。佐久平駅のすぐそばだ。ここに2泊する。

ホテル近くの魚民で、有志の飲み会。

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遅い時間だったので、短時間で切り上げて部屋に戻り、日付が変わる頃に寝た。