今日11日(火)は、マウントあさま管弦楽団、オーストリア公演に向けての2回目の練習だった。
練習会場は、いつものクラシック・スペース★100。大久保駅の改札を出て、道路を渡ろうとしたところで、指揮の横島先生から声をかけられて、一緒に行く。
今回の公演曲目の1つ、ブルックナーの7番は、昨年10月の長野県でのワークショップの課題曲だった。参加の予定だったが、折からの台風19号の接近に伴い、思案の末、急遽行くのを見合わせた。
マウントあさまワークショップへの参加を急遽中止
https://naokichivla.hatenablog.com/entry/2019/10/12/175818
事務局のHさんに、ワークショップの資料をいただけないか、と相談していたのだが、その資料を、今日、会場到着後、横島先生から頂戴することができた。例年通りの充実した資料だった。拝読したい。
今回の練習、ヴィオラは13人が参加した。私は、前回同様、2プルトの表に座った。今日は、久しぶりにお目にかかるJさんと組んだ。
10:00、練習開始。
まず、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」から。
キリエ、グローリアまで練習して、休憩。再開後、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイと、曲順に全部練習した。
難しいところにポイントを絞っての練習だったが、それでも、サンクトゥスとアニュス・デイは、時間が足りず、次回練習で優先的にやることになった。
12:50、1時間の昼食休憩。
今日は、どこで食べるか決めていた。大久保に来ると、よく入る、ペッパーランチだ。
13:50から、練習後半。いよいよ、個人的には初めてのブルックナー7番である。
あのワークショップに参加していれば、2泊3日、みっちり練習して、軽井沢大賀ホールで本番演奏もできていたわけだが、そうした経験を積むことがないままここまで来て、とうとう今回、初めて弾くことになった。誠に心もとない。つくづく台風を恨むが、仕方がない。
とりあえず、1楽章から4楽章まで、ひと通り通した。
隣のJさんは、ワークショップに参加されているので、確実に演奏されていて心強かった。ワークショップで変更になったボウイングも教えて下さって、大変助かった。
オケ活動も通算で30年ともなると、初めての曲を弾く機会というのも、なかなか少なくなってくる。
初めてのブルックナーの7番、あたふたどぎまぎする場面も少なくなかったが、学生時代から聴き慣れている曲ではあるので、「初めての曲を弾く」ことの嬉しさ、楽しさも感じながら弾くことができた。
ひと通り弾いての印象としては、3楽章、4楽章は、まあ大丈夫かな。1楽章は難しい。
横島先生のテンポは、1楽章、3楽章が相当遅いので、ちょっと驚いた。
全曲通しの後、休憩。再開後、返し練習となった。
横島先生は、最近、ワークショップでの本番演奏の録音を聴かれたそうで、音程が気になったとのことだった。
確かにそうだ。シャープ4つのE-dur、cis-mollは弾きづらいし、とにかく全曲にわたって臨時記号が多い。まずは音符をちゃんと読むこと。そして、ちゃんとした音程で音を出すこと。気をつけなければ。
返し練習は、2楽章、4楽章。最後に、1楽章の冒頭部分を練習して、17時前、終了した。
初めてのブルックナー7番、大変だったが、ブラームスを弾いている時のような心地よさも感じた。
ブルックナーの国内練習は、次回3月にもう1回、今日と同じ半日あるだけで、それ以外の練習は、ベートーヴェンに充てられる。合唱との練習もある。
しかし、その3月の練習に、出られないのだ。となると、次にこの曲を合わせるのは、6月のリンツ! 本番当日、本番前のゲネプロまで、オケで弾く機会がない。
大丈夫か?
と言っても仕方がないから、個人練習に励むしかない。あー、こうなるとやっぱり台風が恨めしい・・・。
しかし、「ミサ・ソレムニス」とブルックナーの7番。両方を初めて1日で弾いて、ほんとに疲れた・・・。やっぱり大変だな、この2曲。考えてみれば、こんな2曲を同時に本番に載せるなんて、すごいよね。
とにかく、がんばります。
※練習往復に聴いた音楽
武満 徹 カトレーン
タッシ=小澤征爾=ボストン響
武満 徹 鳥は星形の庭に降りる
小澤征爾=ボストン響
メシアン 世の終わりのための四重奏曲
タッシ
ヴェーベルン 管弦楽のためのパッサカリア 弦楽合奏のための5つの楽章
ネルソンス=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管