函館への出張。
昨8日(金)、用務終了後、青森に移動して1泊、今日9日(土)、始発の新幹線で帰京したのにはわけがある。
木更津の菩提寺での行事に参加するためだ。
12:00受付開始、13:00開式のスケジュールなので、朝一番の飛行機に乗ったのでは、間に合わない。
そのため、青森前泊、始発新幹線での帰京としたのだった。
その行事は、「法燈継承式(住職交代式)」。
これまでの住職は、30年来その任にあり、亡母、亡父の葬儀を始め、お世話になってきた。
今般、長男に住職を引き継ぐこととなり、その継承式の案内が届いた。
これはどうしても出席せねばならない。後から入った出張との移動日程を検討し、両立することがわかったので、少々ハードな移動ではあったが、無事出席することができた。
多くの寺では、住職が遷化(逝去)した後に、新住職が選ばれ、就任するそうだ。
菩提寺においても、先代から現住職への継承式はなかったとのこと。
今回は、現住職の決断による、いわば生前退位である。
何十年かに一度の住職交代において、継承式が行われることは、さらに稀なことだと知った。
継承式は、関係するお寺の僧侶、我々団信徒が、多数出席のもと、2時間半をかけて、厳粛に行われた。
めったに経験できない継承式に出席できて、ありがたく光栄に思った。