昨7日(日)、木更津に日帰り帰省した。
新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が出てからは、県内移動も控えるよう呼びかけがなされていたこともあり、ずっと帰っていなかった。
ほぼ3ヶ月ぶりである。
木更津駅西口。ロックダウンされているのか? と見えかねないが、コロナ前からこんな感じです。
今回の帰省は、菩提寺行事への出席が目的。
毎年、この時期に行われる、戦没者慰霊法要である。
届いた案内ハガキには、今年は、新型コロナウイルスの現況に鑑みて、檀家の出席は求めない、との趣旨の記載があった。
しかし、父の兄は、先の大戦で戦死していて、菩提寺に墓がある。
緊急事態宣言も解除されているので、出席することにした。
法要は、住職と、その息子さん2人で執り行われた。息子さんは、小学生くらいだろう。
敗戦後10年の年に生まれた私は、父母や祖父母から、しばしば戦時中の話を聞いて育ったが、この子供たちにとっては、生まれるはるか昔、もう75年も前のことだ。
これからの世代の子供たちに、戦争、そしてその犠牲者のことを、どう語り伝えたらいいのか。
私自身、「戦争を知らない子供たち」の一人だったわけで、リアリティを持って語ることはできない。
大切な日本が、戦争を繰り返してはならないことだけは、間違いないが、日本人のほとんどが、実感を伴った、生きた言葉で、戦争を語れなくなっているのも現実。
どうしたら平和を守っていけるのか。
そんなことを感じさせられた慰霊法要だった。
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