naokichiオムニバス

69歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

4人のオフコース

イメージ 1

昨日から今日にかけての通勤時、久しぶりに4人時代(鈴木(康博)さん脱退後)のオフコースのオリジナル・アルバムをまとめて聴いた(カッコ内はリリース日)。

   The Best Year of My Life (1984.6.21)

   as close as possible (1987.3.28)

   IT’S ALL RIGHT OFF COURSE SELECTION Ⅲ 1984-1987 (1987.7.5)

   STILL a long way to go (1988.6.1)

この時期、私は、鈴木さんの脱退(1982年)に大きなショックを受けながらも、2年後の1984年、4人で再出発してリリースした、新しいシングル、アルバムに飛びついた。

上記のアルバムは、それぞれ、リリースされれば、そればかり聴いていたものだ。1985年のツアーの再開も吉報と受け止め、毎回足を運んだ。

「鈴木さんのいないオフコース」に物足りなさを感じる余地はなかった。どうしようもないことだったからだ。新たなステップに移ったオフコースについて行く以外の選択肢はなかった。

その4人のオフコースが、1989年2月、東京ドームで解散公演を行って、既に30年近くが経過した。

オフコース自体が存在しない今、久しぶりに4人のオフコースのアルバムを聴くと、やはり、「鈴木康博の不在」が余りに大きいことを、改めて強く感じる。

誠に申し訳ないが、少なくとも作品面で、松尾(一彦)さん、清水(仁)さんが、その不在を埋めることは難しかったと言わざるを得ない。

その当時は、バンドにおける4人の新たなポジショニング、パワーバランスには、それなりに納得もしていた(例えば「君住む街へ」でのリレー式トリプルヴォーカル)のだが、今となると・・・。

これを受け、今度は、5人時代のアルバムをまとめて聴こうと思う。

ところで、小田(和正)さんの直近のオールタイムベスト、「あの日あの時」は、3枚組の1枚目がオフコース時代の楽曲である。年代順に16曲が収録されている。

2人時代の曲が2曲、5人時代(1976~1982年、サポートメンバーの時期含む)の曲が11曲。

5人時代の楽曲が多数を占めることは当然としても、その反面、4人時代(1984~1989年)の楽曲が、「緑の日々」、「たそがれ」、「君住む街へ」の僅か3曲にとどまっている。

時期の長さで言えば、5人時代が6年、4人時代が5年と、大きな差はないし、その時期の小田作品には、他にも佳曲が多いので、もっと入れてもいいと個人的には思う。

例えば、「夏の日」、「気をつけて」、「call」、「夏から夏まで」、「夏の別れ」・・・。

このベストアルバム、選曲は小田さん自身なので、何かの考えがあってのことなのだろう。

それから、4人での再起第1作としてシングルリリースされた「君が、嘘を、ついた」が、「あの日あの時」に収録されなかっただけでなく、ライブでもまったくとりあげられない。このことは個人的には以前から不思議に思っている。おそらくバンドにとっても特別な意味を持つ曲だったはずだが。

前記の曲も、「夏の日」を除いては、ソロライブで演奏された記憶がないので、似たようなものではあるが。