3日(日)は、思いがけない訃報が2つ、相次いでもたらされた。
長い人生、こんな日もあるのだ、と思った日だった。
1つ目は、浦安でのオケ練に今季初参加して帰る途中。
何だろうと開いてみて、目を疑った。
松本在住のU先生が、その日の朝、亡くなったと書かれていた。
以来、昨年まで4回参加しており、今年5月にも参加予定である。
この音楽祭の音楽監督も、横島先生である。
どちらについても、直近の昨秋まで、中核メンバーとして元気に活動されていたU先生の思いがけない他界は、横島先生にとって大きな打撃だろうと推察する。
私は、U先生とはまだ5年足らずのおつきあいではあるが、松本で、宇奈月で、その都度お世話になってきた。音楽だけでなく、お会いすれば毎晩一緒に飲んだ。
今、思い出すのは、明るい笑顔と気さくにかけて下さった声ばかりだ。
しかし、メールに添付されていたファイルには、まぎれもなくU先生その人の名前が書かれた葬儀日程の案内が記されていた。
亡くなった経緯は、いまだ存じ上げないが、66歳とのこと。まだまだお若い。
松本での葬儀は平日だったので、参列できなかった。遠方から、弔意を表するにとどまった。
来月、3月からは、松本モーツァルト・オーケストラの練習が始まる。私も松本へ5往復する予定にしている。
今年も間もなくU先生にお目にかかり、また一緒に杯を傾けることができると楽しみにしていたが、もうそれはかなわないのだ。
代表、コンマス、大きな穴が空いてしまった中、どのように音楽を作っていくことになるのだろうか。
その、5月の松本モーツァルト・オーケストラの演奏会は、「特別演奏会」と称する。昨2018年10月、10年がかりの交響曲全曲演奏が完了したのを受け、クラリネット・コンチェルトとレクイエムを演奏する予定である。モーツァルトシリーズの最後となるレクイエムが、図らずもこのオケにとって最も大切なU先生の追悼演奏になってしまう形だ。
しっかり演奏できるだろうか。しっかり演奏しなければ。