通し演奏の後、冒頭に戻り、「できるところまで」と返し練習に移った。
「キリエ」は遅い。横島先生から、「僕のテンポは遅いので、CDを参考にしないように」とのお話があった。
「キリエ」まで返したところで再度休憩。
「ディエス・イレ」から再開。
横島先生は、指示を出す時には、奏者の名前をおっしゃるのが常だ。弦の場合、パート名でなく、トップの名前で言われる。例えば、合奏を止めてヴィオラへの指示があれば、「ヴィオラの皆さん」でなく、トップがNさんなので、「Nさん、今のところはこのように・・・」などと。
ファースト・ヴァイオリンについても何かあれば、これまでだと、「牛山さん」と呼びかけておられたのだが、もうそこに牛山先生は座っていない。横島先生としては、今のコンマスであるTさんの名前を呼びながら、思うところが多々あったのだろうと想像した。もちろん、それは我々オケメンバーにしても同じことだ。牛山先生の「不在」は、あまりにも大きい。
残り時間を気にしながら以後の練習は進み、「ホスティアス」を飛ばして、「ベネディクトゥス」までで終了した。
会場を出る。
庭の桜の樹は、まだつぼみ。既に満開の東京とは、やはり気温が違うのだと感じる。
Cさん始め、オーケストラの関係者は、この後に所用があるということなので、東京から来た3人は、松本駅まで歩いて移動することになった。
※牛山正博先生のプロフィール
2017年10月1日(日)の、松本モーツァルト・オーケストラの演奏会プログラムから。
この演奏会で、牛山先生は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」のソリストを務められた。
2017年10月1日(日)の、松本モーツァルト・オーケストラの演奏会プログラムから。
この演奏会で、牛山先生は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」のソリストを務められた。