naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ちばマスターズオーケストラ練習日誌<2024.4.4> 今季最後の弦分奏

4日(木)のちばマスターズオーケストラの練習は、弦分奏。

 

日 時 : 2024年4月4日(木) 13:00~16:45
場 所 : 市川市文化会館第1練習室
指 導 : トレーナーM先生
内 容 : 弦分奏
曲 目 : ワーグナーメンデルスゾーン(2・1楽章)
弦人数 : 4・4・6・2・0

 

M先生の分奏は、今回が今季最終回。確か4回行われ、私は1回欠席してしまった。

 

前回合奏の後、指揮のK先生とコンミス、インペクで相談した結果、分奏をお願いする曲が決まったらしい。

 

最初は、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死。

前奏曲の練習の中では、M先生から、ドイツ音楽の場合は、「音を保つ」ことが重要とのお話があった。保てずに音が痩せてしまうことがあってはならない、と。

前奏曲の後、休憩をはさんで、引き続き「愛の死」も練習した。

 

分奏への参加も3回目で、M先生のお人柄、練習のつけ方がわかってきた。話される内容も理解できるようになってきた。

休憩時には、楽譜の見方についてちょっとお話をうかがった。

 

続いて、メンデルスゾーンスコットランド」の2楽章。16分音符だらけで大変な楽章だが、M先生からは、弓を使いすぎずコンパクトに、基本は弓元で弾くようにとのアドバイスをいただいた。

休憩をはさんで2楽章を練習した後、最後は1楽章を練習。時間が許す限り、ポイントをつまんで、という形だった。

 

M先生には来季、またご指導いただけるだろうか。

 

※練習往復に聴いた音楽

    ベートーヴェン 第九

       セル=クリーヴランド

    ケージ プリペアドピアノのためのソナタとインターリュード

       高橋悠治

    シェーンベルク 3つのピアノ曲 Op.11、6つのピアノ曲 Op.19、

            5つのピアノ曲 Op.23、ピアノ組曲 Op.25、

            ピアノ曲 Op.33a、ピアノ曲 Op.33b、3つのピアノ曲

       高橋悠治

こんなカルテットはイヤだ!20選

ネットを見ていて見つけた動画。

「こんなカルテットはイヤだ!20選」

youtu.be

 

私のレベルでは、とても笑える内容ではない。身につまされるものがある。

 

思ったのは、こういうコント動画を作れるのは、上手な人でないと無理! ということだ。私レベルのアマチュアが作れば、マジにやって笑えるものができてしまうわけで。

 

この動画の制作者は桐朋学園大学と大学院を卒業された方のようだ。

他にも面白い動画がありそうなので、チャンネル登録した。

「ブギウギ」最終回の「東京ブギウギ」

3月29日(金)、「ブギウギ」最終回。

 

引退コンサートの描写が中心。旧知の人たちが、楽屋を尋ね、客席に並ぶのは、まあそうだろうな、という描き方。

そんな中、私には、客席の茨田(りつ子)さんがよかったなー。2回映った。せりふ1つなく、表情だけで思いを表現した菊地凛子

 

羽鳥善一作品を全部歌ったと(ナレーションで)言われたこのコンサート、ドラマ上では「東京ブギウギ」が歌われた。

ジャズバラード風のスタートから、ピアノを弾く羽鳥の「スリー、トゥー、ワン、ゼロ」で原曲のブギにはじける流れはとてもよかった。

この曲での趣里の歌唱は、別録りでない生歌、バンドも生演奏だったのだそうだ。

指揮は羽鳥でなく、音楽を担当した服部隆之氏。ほんのちょっとしか映らなかったが、マジな指揮だったのだろう。

 

ステージにひざまずくスズ子に、山口百恵を思い出したのは私だけではなかろう。

 

コンサートの後のラストシーンは、福来家での(たぶん)朝食シーン。

ここで最後に「おわり」の文字が出ないままだったことが話題になっている。確かに珍しいことのような気がする。これからまた「日常」が続いていくことを示したものだろうか。

 

「東京ブギウギ」と、主題歌「ハッピー☆ブギ」の映像を貼っておく。

youtu.be

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千葉県少年少女オーケストラ第28回定期演奏会

浦安ユースオーケストラの定期演奏会本番が終わった翌日、3月31日(日)、東京芸術劇場で行われた千葉県少年少女オーケストラの定期演奏会を聴きに行った。

音楽監督の佐治薫子先生から招待券をお送りいただいていたが、特に今回は、指揮が今年いっぱいで引退される井上道義さんであることから、井上さんと少年少女オケ最後の演奏を是非聴きたいと思い、公開リハーサルとこの本番の両方に出かけた。

浦安シティオーケストラの練習日だが、休んだ。

 

この東京芸術劇場の大きなホールで完売とは、すごいな、少年少女オケ。

 

●千葉県少年少女オーケストラ第28回定期演奏会

日 時 2024年3月31日(日) 13:00開場 14:00開演

会 場 東京芸術劇場コンサートホール

指 揮 井上道義

管弦楽 千葉県少年少女オーケストラ

曲 目 ヨゼフ・シュトラウス ワルツ「天体の音楽」

    J.S.バッハ(齋藤秀雄編曲) シャコンヌ

    ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」

    [アンコール] J.シュトラウスⅡ ポルカ「雷鳴と電光」

 

少年少女オケの「運命」を聴くのは2回目だ。前回は2021年3月の千葉県文化会館での定期演奏会。指揮は下野竜也さんだった。

 

プログラム冊子から。

 

井上さんは、1999年の第3回定期演奏会から少年少女オケを指揮して来られたそうだ。

そのため、プログラム冊子の末尾に「井上道義先生との思い出」と題する特集ページが設けられている。

これはその中の1ページ。サントリーホールで行われた2019年の東京公演が載っているが、私が初めて少年少女オケを聴いたのがこの演奏会だった。

 

井上さん指揮する少年少女オケの定期演奏会を聴くのは、それ以来2回目にして最後となった。

 

招待券は2枚いただいていたが、残念ながら妻が同行できず、1人で出かけた。

私の席は1階I列19番。ステージに向かってほぼ中央の席だった。1階の前の方は好まないのだが、一応管楽器も含めてオケ全体を見ることができる高さの席でよかった。

開演前、ふと見たら客席の通路に佐治先生がおられ、どなたかと挨拶を交わしておられる。席を立ってそこまで行くにはちょっと距離があったので見合わせた。

 

開演2分前に楽員が入場し始めると、客席から大きな拍手。

チューニングが済んで14:00ちょうど、井上さんが下手から登場した。

指揮台はない。譜面台にスコアは置いてあったが、暗譜で振られていたようだ。

 

1曲目の「天体の音楽」は、とても美しい演奏だった。

10日ほど前の公開リハーサルを思い起こすと、あの時は安全運転だったんだなあ、と感じた。テンポ、表情、あの時とはずっと踏み込んだ演奏になっていた。

あの後、どれだけのリハーサルがあったのかわからないが、ここまでレベルアップするとは、大したものだ。

 

一旦下手に下がった井上さんがマイクを持って現れ、佐治先生を呼び込んでのトークとなった。

(後日佐治先生にうかがったところでは、このタイミングで話をする予定はなかったのだそうだ。演奏会の最後にと思っていたら、突然呼ばれたとおっしゃっていた)

井上さん「僕は77歳になったんですが、佐治先生はおいくつに?」

佐治先生「88歳です」

井上さん「先生がこういうことを始めたのは、いくつの時ですか」

佐治先生「22歳の時でした。教頭の命令で、30人くらいで始めました」

井上さん「88歳の先生、あと10年はできないですよねえ」

佐治先生「そうですね」

井上さん「もうやめますか?(笑)。僕は今年で指揮者をやめるんですが、誰か継いでくれますかね」

そんなトークだった。

その後、井上さんから、「次の「シャコンヌ」は、僕がやろうと言いました」、とのお話があった。佐治先生は「バッハ先生」と呼ばれてバッハをたくさんやってきたこともあり、井上さんの恩師である齋藤秀雄氏が編曲したこの曲を、ノスタルジーをもって演奏したい、とのことだった。

「僕はこのオケを子供相手だと思って振りません。このオケは今日のためにたくさん練習してきました。全部出れば100回。齋藤先生もそうでした。佐治先生のこのオケもそうしてきました」。

 

シャコンヌ」。

公開リハーサルの時も見事な演奏だったが、本番の演奏を聴いていて強く思ったのは、「とにかくこのオケは「音を出すこと」を徹底してやらされているんだな」ということだった。

全員が集中して自信を持って音を出している。そのことを、この「シャコンヌ」では強く感じた。

オケの本来としてはそこが出発点なのだと思うが、アマチュアで、しかもユースオケで、そこに到達できているのは本当にすばらしいことだ。

 

休憩20分。

ステージを見ると、公開リハーサルの時の井上さんの提案通り、バスドラムは斜めになっていた。

 

「運命」。

第1楽章を聴いていて、公開リハーサルの時よりもアンサンブルはしっかりまとまった印象を持ったが、それでもまだ望むところはあるように感じた。

第4楽章はリピートなし。

上に、「音を出すこと」について書いたが、「運命」では、音の響かせ方、音の切り方について感心させられた。日頃自分のオケの練習でも、指導者から特に音の切り方については注意されることが多いが、少年少女オケはそこが見事だ。

「運命」は、やはり難しい曲なのだ、と改めて思った。立派な演奏ではあったが、前半の2曲に比べると、まだ仕上げの余地があると感じられた。このオケにしてそうなのか、と思った。

 

アンコール曲は、「雷鳴と電光」。

コロナ前の恒例が戻ってきた。それまでの曲に乗っていなかった小さい子供たちが上手下手から出てきてステージ前面に立って演奏に加わった。暗譜で演奏するだけでなく、曲の途中からは踊るようなアクションも見せて大いに客席を沸かせた。客席からは手拍子も出た。

曲の最後では、チェロも含めてオケ全員が立ち上がる演出で、公開リハーサルの段階から練習していたが、1階席に座って見ていると、前列の追加舞台の子供たちに隠れてよく見えなかった。

それにしても、この「雷鳴と電光」は、実に完璧な演奏だった。38年前、カルロス・クライバーバイエルン州立歌劇場管弦楽団との来日公演で、アンコールに演奏した時の興奮を思い出した。

 

カーテンコールでは、佐治先生が再び登場。話をすることはもうなかったが、最後は井上さんが肩を抱くようにして一緒に舞台袖に下がって行った。

 

井上さんの指揮で演奏する少年少女オケはこれが最後。

井上さん、佐治先生の感慨はいかばかりだろうか。

 

 

※この演奏会の模様は、チバテレで放映される。

    本放送 4月14日(日) 19:00~19:55

    再放送 4月20日(土) 18:05~19:00

 

3月31日の日付で、井上道義さんの公式サイトに、この演奏会のことが載った。

井上さんご本人の文章だが、佐治先生、少年少女オケに対する愛情があふれ、このオケのすごさを伝えてくれる内容である。

貼っておく。

www.michiyoshi-inoue.com

 

池袋駅に向かう通路の壁でこんなポスターを見かけた。

 

おっ、今、浦安シティオーケストラで練習している「悲愴」か。聴きに来るか、と思ってよく見たら、5月25日(土)は浦安のGP、26日(日)は本番なのだった。

つまり、5月26日の14:00、東京芸術劇場では読売日本交響楽団が、浦安市文化会館では我が浦安シティオーケストラが、「悲愴」を競演するわけだ。しかも中プロがヴァイオリン・コンチェルトである点も共通。

相手にとって不足はないな(笑)。

 

 

浦安ユースオーケストラ第8回定期演奏会本番終了

3月30日(土)、浦安ユースオーケストラ定期演奏会の本番が終了した。

 

ユースオーケストラの団員は、浦安市内在住・在学の10歳から22歳までだが、管楽器に埋まらないパートがあり、弦もヴィオラはいつも人員不足である。そこを上部団体として浦安シティオーケストラの団員が支援している。従って、客席から見た姿としては、大人も結構いるな、という感じになる。

ヴィオラは毎回のように補充を求められるので、パートで話し合って、ローテーション的に出る人を決めている。今回はOさんと私が参加することになった。元団員のIさんもエキストラとして参加。トップはトレーナーの澤田香萌先生。ユースメンバーが1人いると聞いていたが、受験のため不参加ということで、結局ヴィオラは大人4人となった。

 

9:20、ステージ集合ということだったので、間に合うようにホールに向かった。

前日は京葉線の運行が大幅遅延で、総武線東西線ルートに変更したが、さすがにこの日は平常運転だった。

 

ステージ集合。ヴィオラ4人が初めて揃った。

まずエキストラが紹介された後、本番の進行について樋野団長と澤田先生から説明があった。その後、出ハケの練習。

 

10時頃から、最終リハーサルとなった。

各曲の前には、団員が交代で曲紹介のMC。その練習も。

 

ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲、ディヴェルティメント、アラジンメドレー。

管も含めて、初めて全パートが揃った。

ここで休憩。

 

休憩後は、弦だけで演奏するベートーヴェンの「喜びの歌」。トレーナーの青木玲子先生がコンミス席に座り、指揮者なしで演奏された。

「第九」の例のメロディーを、原曲より易しくアレンジしたものだった。

この曲は、ヴィオラは澤田先生とIさんの2人で演奏すると以前から聞いていた。しかし、実際の演奏を見ると、ヴィオラ以外のパートは結構人数がいて、ヴィオラ2人はアンバランスに感じられた。いっそ4人で弾いてもよかったように思った。

 

続いて「新世界」。アンコールの「小さな世界」。

ユースオーケストラでは、ホルンが上手側に座る。シティオーケストラでは下手側なので、ヴィオラにいて後ろからホルンが聞こえてくるのは、あれっ、と思う。

ティンパニは下手側。これも普段は山台中央奥なので、聞こえ方が違う。ティンパニのIさんは、「アラジン」の諸々の打楽器や、「新世界」のシンバルなど、すべてを1人でこなす活躍だった。

 

今回の定期演奏会では、アンコール曲の後、この演奏会をもってユースオケを卒業する、コントラバスのAさんの「卒業演奏」をお客さまに聴いていただく流れになっており、その練習。

アンコール曲を演奏した後、ステージ上のメンバーは客席に移動。客席から卒業演奏を聴く。そして、その後、客席からホワイエに出る左右両側の出口に行って、お客さまを見送るという流れとのことだった。その移動の練習も行われた。

 

すべてのリハーサルが終了し、13:50舞台袖集合ということで、一旦解散。

 

浦安シティオーケストラからのお花。


館内に掲示されているポスターの中には、シティオーケストラの6月の定期演奏会も。

 

●浦安ユースオーケストラ第8回定期演奏会

日 時 2024年3月30日(土) 13:30開場 14:00開演

会 場 浦安市文化会館大ホール

指 揮 清水醍輝

管弦楽 浦安ユースオーケストラ

曲 目 ワーグナーニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

    モーツァルト ディヴェルティメントニ長調K136 第1楽章

    アラン・メンケン アラジンメドレー

    ベートーヴェン 喜びの歌

    ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界から」 第4楽章

    [アンコール] シャーマン兄弟 小さな世界

 

プログラム冊子から。

 

 

本番は、冒頭に浦安市教育長の挨拶があり、その後、午前のリハーサル通りに進行した。

曲ごとにMCがあり、その間、全員一旦袖にはける形。その繰り返しだった。

アンコールの「小さな世界」では、全員がミッキーマウスなどのカチューシャを着けた。私はそういう小道具を持っていなかったので、Iさんに借りた。

指揮の清水先生もとがった三角の帽子をかぶった。

演奏していると、客席から自然発生的に手拍子が起きた。嬉しかった。

 

アンコールの後、部長(トロンボーンの団員)の挨拶。

リハーサル通りにステージ上のメンバーは客席に移動。

Aさんの卒業演奏は、弦3人によるパッヘルベルのカノン。演奏に先立って、Aさんのスピーチもあった。

 

最後はお客さまを団員たちがお見送りして、15:45頃終演した。

 

今後もユースヴィオラへの支援は続きそうだが、次回はシティオーケストラの別の団員が行くことになるだろう。

またローテーションの流れで、次の機会があればまた参加したい。

 

この定期演奏会の模様については、浦安ユースオーケストラのサイトに詳細なレポートが載ったので、貼っておく。

urayasu-youth-orchestra.blog.jp

 

※本番往復に聴いた音楽

    ワーグナー ジークフリート

       カイルベルトバイロイト祝祭管

 

浦安ユースオーケストラ練習日誌<2024.3.29> 本番前日GP

3月29日(金)は、浦安ユースオーケストラ定期演奏会の本番前日GP。

 

14時に本番会場でもある浦安市文化会館大ホール集合とのことで、早めに着くように家を出た。

京葉線で新浦安まで行って、おさんぽバスに乗るのが常道だが、最寄り駅に行ってみると、運行が大幅に遅れている。運転見合わせではないそうだが、電車を待つのはリスクがある。

急遽総武線から東西線浦安駅に向かうルートに変更した。

浦安駅前の富士そばで昼食を急ぎ済ませて、おさんぽバスに乗って文化会館へ。

家を早く出たのが幸いして、13時半前には無事着いた。よかった。

 

ヴィオラ4人の内、Iさんが欠席。

私が参加した練習としては初めて、トレーナーのS先生がトップに座られた。

とても若い方だ。お顔を見るのは初めてではない。ヴィオラに座らない形で、ヴァイオリンを指導されていた記憶がある。

ヴィオラは浦安シティオーケストラのOさんと合わせて3人。本番前日だが、いまだ4人が揃ったことがない。

 

本番指揮のS先生の指導で、練習開始。

 

ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

S先生は、このホールが初めてのようで、鳴り方を確認する、と曲が始まってすぐ、客席に下りられた。指揮者なしで演奏を続ける。

管は大人のメンバーが多いので、平日のこのGP、穴が空いたパートが少なくなかった。

「明日は揃いますよね?(笑)」とS先生。

だいぶよくなった、とお褒めの言葉もいただいた。

 

休憩の後、「アラジンメドレー」。ユースオケの皆さんはたびたび演奏して慣れている曲らしいが、個人的には初めて弾く。結構長いメドレーだし、そもそもこのディズニーアニメを知らない。辛うじて、「A Whole New World」だけは、2011年に浦安市民演奏会の時、伊東恵里さん、須藤慎吾さんのヴォーカルで演奏したことがあり、これだけ知っている。

練習開始当初、Iさんが、このメドレーの音源URLを教えて下さったので、それでイメージをつかんだ。

本番前日、何とかわかってきた感じだ。

途中に出てくるこのリズム。108~109小節、112~113小節。

何ということはなさそうに見えるが、弾いてみると難しい。前半2小節と後半2小節では、音もリズムも微妙に違うし。

今回演奏するすべての曲の中でここが一番難しい。

112~113小節の方は、最初の音にテヌート、最後の音にスタカートがある。これは、8分音符と4分音符で書いてあるが、スウィング気味にリズムを崩せという意味と理解した。なお難しい。

同じような表記は、このメドレーの他の箇所にも出てくる。これもスウィングだろう。

 

再度休憩の後、ドヴォルザークの「新世界」第4楽章。

これも、S先生からとても良いとのお褒めがあった。

 

合奏の最後はアンコール曲。

 

16:45頃、合奏が終了し、弦のみ残って、モーツァルトのK136のディヴェルティメントの第1楽章を練習した。

 

17:15頃、GP終了。

いよいよ明日は本番だ。

 

※練習往復に聴いた音楽

    ワーグナー 「リエンツィ」序曲、「ローエングリン」第3幕への前奏曲

          「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

          ワルキューレの騎行、「タンホイザー」序曲

       バーンスタインニューヨーク・フィル

    ワーグナー ブリュンヒルデの自己犠牲、ヴェーゼンドンクの5つの詩

       ファーレル=バーンスタインニューヨーク・フィル

    ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死

       バーンスタインニューヨーク・フィル

       ベームバイロイト祝祭管(全曲盤から)

    ワーグナー ジークフリート

       カイルベルトバイロイト祝祭管

 

ちばマスターズオーケストラ 第34回ふれあいコンサート フライヤー

3月28日(木)、ちばマスターズオーケストラの練習で、今目指している6月の本番のフライヤーが配られた。

浦安シティオーケストラの場合、練習会場の入口にドカっと置かれて、各自好きに持っていく形だが、マスターズオケでは、団員の名前が書かれた封筒に30枚ずつ入った形で渡された。

これで各自集客活動をするようにとのことだ。

 

 

●村上正治記念ちばマスターズオーケストラ第34回ふれあいコンサート

日 時 2024年6月22日(土) 13:30開場 14:00開演

会 場 市川市文化会館大ホール

指 揮 小久保大輔

ソプラノ 東 幸慧

ピアノ 野上真梨子

管弦楽 村上正治記念ちばマスターズオーケストラ

曲 目 ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死

    ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調

    メンデルスゾーン 交響曲第3番イ短調スコットランド

 

大変魅力的なプログラムだと思う。

しかも、ワーグナーソリスト付き。豪華だ。

 

入場無料です。ご連絡いただければ入場整理券をご用意しますが、入場整理券がなくても入場できるようです(何しろ入団間もないのであまりよくわかっていない)。

 

お時間のある方、是非お越し下さい。

 

こちらはフライヤーの裏面。団員募集になってます。こちらもよろしくお願いします。

 

ちばマスターズオーケストラ練習日誌<2024.3.28>

3月28日(木)は、ちばマスターズオーケストラの合奏練習に参加。

 

日 時 : 2024年3月28日(木) 13:15→16:30
場 所 : 江戸川区総合文化センターリハーサル室
指 導 : 本番指揮者K先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ラフマニノフ(1~3楽章)、ワーグナー(前奏曲)、メンデルスゾーン(3・4・1楽章)
弦人数 : 5・8・7・4・0

 

ヴィオラは7人全員が出席。

練習に先立つ24日(日)、ヴィオラトップのHさんからメールが流れ、6月のふれあいコンサート本番に向けてのシフトが伝達された。

半年間の練習期間の半分が過ぎたところだが、これまで座ってきた席が本番シフトでなく、変更されるとは予想していなかった。

これまでは3プルトの表に座ってきたが、発表されたシフトでは、前半のワーグナーラフマニノフでは4プルトの表、後半のメンデルスゾーンでは2プルトの裏に座ることになる。

エキストラの補充はせず、7人で本番に臨むそうなので、前半は1人プルトとなる。

後半、前に出るのはともかく、これまでの表から裏に変わるのは大きな変化だ。プルトを組む相手も変わる。

今回の練習から、そのシフトで座ることになった。

 

合奏練習、最初はラフマニノフのピアノ・コンチェルト第2番から。

1楽章、2楽章。通さずに止めながらの練習。

この両楽章、3つに分かれるdivisiがある。ここは、前週の弦分奏で、トレーナーのM先生から、上の音符を1プルト目、以下、中の音符を2プルト目、下の音符を3プルト目が弾くように言われていた。4プルトに下がったのでここは弾かないものと思っていたが、Hさんから、指揮者に相談した結果として、上の音符を弾くことになった(前の6人の分け方も変更)。

両楽章を丁寧に練習した後、3楽章をかいつまんで練習して終了。

 

休憩の後、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」。新国立劇場で実演を聴いたばかりだ。「前奏曲と愛の死」の内、前奏曲を練習した。

 

最後は、メンデルスゾーンの「スコットランド」。

3楽章と4楽章を続けて通した。K先生から「4楽章はすばらしい」とのお話。

以後、3楽章に戻っての返し練習。4楽章も練習した後、1楽章も少しやりましょう、ということで、時間の許す限り、途中まで練習した。

 

本番までの練習期間の中間点を過ぎた。ワーグナーラフマニノフについては、まだソリストとの合わせがない。5月末に初めての合わせがあるとのことで、まだだいぶ先だ。

 

この日の練習で、6月のふれあいコンサートのフライヤーが30枚ずつ配られた。各自これを使って動員活動をするようにとのことである。

別途、他団体の演奏会へのはさみこみ依頼もするようだ。

 

次回練習は弦分奏が予定されている。

 

※練習往復に聴いた音楽

    ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲と愛の死

       カラヤンベルリン・フィル(全曲盤から)

       C.クライバードレスデン国立歌劇場管(全曲盤から)

    ワーグナー ブリュンヒルデの自己犠牲

       ファーレル=バーンスタインニューヨーク・フィル

    モーツァルト リンツ

       バーンスタインウィーン・フィル(1966年録音)

    モーツァルト プラハ

       小澤征爾=水戸室内管

    モーツァルト 交響曲第40番

       レヴァインウィーン・フィル

 

新国立劇場 トリスタンとイゾルデ

3月26日(火)、新国立劇場に、「トリスタンとイゾルデ」を観に行った。

 

(午前中に日本橋で床屋に行った。在職中から通っている床屋には、退職後も東京に用事がある時にそのついでに行っている。雨の日本橋さくら通りの桜は、開花にまだまだ遠そうだった)

 

「トリスタン」は、これまで実演に接したことがなかったと思う。

ワーグナーの実演は、記憶では、若い頃に「さまよえるオランダ人」を1回、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を確か4回(サンフランシスコ歌劇場でも観ている)、そして、新国立劇場では「タンホイザー」を2回、「リング」4部作を1回、「ワルキューレ」の再演を1回、といったところだ。

新国立劇場でもなかなか「トリスタン」をとりあげてくれないと思っていたが、やっと2023/2024シーズンのラインナップに登場し、これは何を置いても行かねば、とチケットを買い求めた。

 

 

新国立劇場 2023/2024シーズン オペラ トリスタンとイゾルデ

日 時 2024年3月26日(火) 13:15開場 14:00開演

会 場 新国立劇場オペラパレス

指 揮 大野和士

管弦楽 東京都交響楽団

演 出 デイヴィッド・マクヴィガー

 

新国立劇場として「トリスタン」を上演するのは、2010/2011シーズン以来2回目。

その時もデイヴィッド・マクヴィガーの演出だったそうなので、同じプロダクションでの再演ということになる。前回のオケは東京フィルハーモニー交響楽団だったが、今回は東京都交響楽団。指揮の大野和士氏(前回も指揮)は現在、新国立劇場のオペラ芸術監督であると同時に、都響音楽監督でもあるので、その関係だろうか。

前回のトリスタンは、つい先頃惜しまれながら早世したステファン・グールドだった。

会場で買ったプログラム冊子に、「トリスタン」の日本上演史が載っている。それを見ると、やはり「トリスタン」は、ワーグナーの代表作でありながら、そうめったに上演される演目ではないことがわかる。

その貴重さからか、平日の午後公演にも拘わらず、ほぼ満席の盛況だった。

 

 

トリスタン役、イゾルデ役が変更となった。トリスタンの変更は早くからインフォメーションされ、私の手元にもハガキの通知が届いたが、イゾルデの方は急だったようだ。

私はオペラ歌手をよく知らないし、歌のよしあしもわからないので、個人的には影響がない。

 

私の席は、3階L5列5番。日頃は2階席正面の席が多いのだが、そこから見える左右のバルコニー席も一度座ってみたいと思っていた。

www.nntt.jac.go.jp

 

L5・6列だけのための扉。

 

こんな感じの席だった。

列の右端なのと、前の列の5番には人がいないので、なかなか見やすい。

ステージの見切れもないし、これからもこのエリアにしようかな。4階でもいいな。

ただ、この席は照明が暗かった。買ったプログラム冊子を読もうとしても読みづらい。

 

さて待望の「トリスタン」の実演。本当に見ごたえ、聴きごたえのある時間だった。

 

第1幕。

 

ネットで、私が行く前の公演のリポートを見ていたが、藤村実穂子さんのブランゲーネは評判にたがわぬすばらしさだった。

「トリスタン」におけるブランゲーネは、重要な役どころ。プッチーニの「バタフライ」でのスズキに似たところがある。

 

この演出、船上の場面だが、終始暗かったのが疑問。お話としては、夕方には目的地コーンウォールに着くとされているので日中のはずだが、夜の闇を航海しているような感じだ。宙に大きな月のようなものが浮かんでいるが、どうも太陽でなく月にしか見えない。

トリスタンとイゾルデが媚薬に浮かされる中、コーンウォールに着いたら場としては明るくなるのかと思ったらそれもなかった。

第2幕が夜の場面なので、第1幕はそれと対比される描き方の方が素直に受け止められたのだが。

 

第2幕。

 

改めてこの幕の音楽の美しいことに感じ入った。

第3場でのマルケ王のモノローグ。ワーグナーにはこういうのが多いね。男声が長々と語るやつ。「マイスタージンガー」のザックスもそうだし、「ワルキューレ」のヴォータンもそうだ。「タンホイザー」にもあったか。

こういうのが苦手な人はいるだろうな、と思いながら聴いた。

 

第1幕も第2幕もカーテンコールはなく、すぐに客電が点いた。

 

第3幕。

 

改めて思ったが、オケのチューニングは各幕冒頭の1回だけ。特にワーグナーだからやむを得ないところだが、素オケの演奏会で曲ごとにチューニングすることからすれば、本当はオケとしても間にチューニングをしたいのではないだろうか。それとも、めいめいに合間でやっている?

 

トリスタンとクルヴェナールだけの第1場は少々退屈だ。ふと、大谷翔平選手と、解雇された水原一平通訳を思い出してしまった。

 

第2幕で、トリスタンはほぼ自殺に近い形でメロートに切られるが、その前にイゾルデに対して、自分についてきてくれるか、と念を押すような場面がある。この第3幕、トリスタン自身が死にきれなかったのは仕方がないにせよ、イゾルデがいまだ生きていることは思惑がはずれたことにならないんだろうか。そのいまだ存命のイゾルデに会いたい、会いたい、まだ来ないのか、船は見えないのか、と言うトリスタンに、何かお話としてちょっとおかしくはないか? と思ったりした。ここ、全編の重要場面なので。

でも、イゾルデが到着するあたりのトリスタンの熱唱には引き込まれた。

 

大詰めのイゾルデの「愛の死」は、現在、ちばマスターズオーケストラで取り組んでいる曲でもあり、第1幕前奏曲ともども没入して聴いた。

美しい歌を聴かせた後、イゾルデはその場に倒れ込むのでなく、立ち上がって去って行く演出だった。舞台上が暗転し、イゾルデ1人だけが赤く光って立ち尽くす形で終わった。

 

これもネット上で、先立つ公演でのフライング拍手が批判されていたが、この日も、間髪入れずに拍手が出かかった。しかしその周辺から、「シッ!」とたしなめる声が複数出ておさまり、その後に万雷の拍手。

 

カーテンコールでは、トリスタン、イゾルデにブーも聞かれた。歌手変更に伴うものなのだろうか。私にはブーに値するような歌だったとは感じられなかった。

私の前の列に、ブラボーおじさんがいた。終始大声でどなっていた。すばらしい演奏だったからだろうけど、あれほどのべつまくなしに叫び続けるというのは、もうそれが目的化しているのでは? といささか辟易した。

このおじさん、ここの歌手が出てくる時は、ひたすらBRAVO。イゾルデでもブランゲーネでもBRAVO。女性ならBRAVAでは? と思って聞いていたら、男女混合で出てくるとBRAVIと言っていた。使い分け今1つ。惜しかった。

 

さて、全幕を通じて、演出は暗いままだった。セットも抽象的で簡素に過ぎたと感じた。

こはちょっと気になったものの、ともかく「トリスタン」の実演を堪能できたことは間違いない。

 

都響の演奏は全幕すばらしかった。このオペラはヴィオラソロが物を言うと聞いていたが、それも味わうことができた。

 

こちらは新国立劇場Facebookに掲載された写真から借用。

 

新国立劇場YouTubeチャンネルに、3月20日(水)の公演の短い映像が載っていたので、貼っておく。

youtu.be

 

「太陽WEB」に載った池田卓夫氏のリポート。

webtaiyo.com

 

音楽之友社の「ON BOOKS advance もっときわめる!1曲1冊シリーズ」に、広瀬大介氏著の「トリスタンとイゾルデ」があり、今回行くにあたって、事前勉強に大変役立った。

スタートしたばかりのこのシリーズ、オペラはまだ「トリスタン」と「ばらの騎士」だけだが、他のオペラもとりあげられることを期待したい。

 

ともかく、「トリスタンとイゾルデ」の実演に接する機会が得られて本当によかった。

またいつか他で実演があれば、是非観たいものだ。

 

2024年スポニチ評論家順位予想

プロ野球が開幕。

 

先週、この時期恒例の、スポニチ評論家による順位予想が掲載された。

関本賢太郎赤星憲広亀山つとむ矢野燿大佐々岡真司野村謙二郎広澤克実、松田宜浩、岸川勝也杉本正若菜嘉晴能見篤史張本勲東尾修有藤通世田淵幸一大野豊槙原寛己伊東勤牛島和彦辻発彦森繁和中畑清

 

セ・リーグの予想の平均値はこうなっているそうだ。

   1位 阪神

   2位 巨人

   3位 広島

   4位 DeNA

   5位 ヤクルト

   6位 中日

 

パ・リーグ

   1位 ソフトバンク

   2位 オリックス

   3位 西武

   4位 ロッテ

   5位 日本ハム

   6位 楽天

 

とりあえず、開幕カード3試合が終わりましたが、この時点での順位はこうなってます。

 

合ってるのは、巨人、中日、ソフトバンク、ロッテ、楽天

さて、シーズン終了時点ではどうなっているか。