横浜DeNAベイスターズが、6月26日(金)から、白星と黒星が交互に並ぶ、相撲で言う「ヌケヌケ」を続けてきた。
○●○ 対タイガース
●○● 対ジャイアンツ
○●○ 対スワローズ
●○ 対カープ
●○● 対タイガース
○●● 対ドラゴンズ
「ヌケヌケ」になっていることには、途中で気づいていた。
スポニチによると、過去の連続ヌケヌケ記録は、14試合だったそうだ(1963年国鉄、1969年阪急、1970年阪急、1975年広島、2002年ダイエー)。よく調べるもんだねえ。
これを、14日(火)のドラゴンズ戦初戦の勝利で抜いた。
さらに翌日の敗戦(望んでいたわけではないだろうが)で16試合連続に延ばし、16日(木)、遂に連敗でストップ。どうせ止まるなら、連勝で止めたかったところだろう。
相撲でのヌケヌケ記録で、私が唯一知っているのは、1975年一月場所の隆の里。東十両3枚目で、初日白星から、ヌケヌケを15日間貫き通して、8勝7敗だった。
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前の場所の千秋楽、次の場所の初日が、いずれも白星だったので、ヌケヌケ記録としては、ポッキリ15日間だった。
この時も、途中で気がついて、推移を見守ったものだった。
半世紀以上相撲を観ているが、この前にもこの後にも、こうしたヌケヌケは記憶にない。
尚、隆の里は、言うまでもなく後の横綱だが、もう一つ、ちょっと興味深い記録がある。
1982年十一月場所、大関で10勝5敗。以後、翌年の一月場所、11勝4敗、三月場所、12勝3敗、と場所ごとに勝ち星が一つずつ増えていった。
五月場所、13勝2敗、七月場所、14勝1敗(優勝)で、横綱に昇進した。
この法則なら、九月場所は、15戦全勝か? と注目していたところ、新横綱のこの場所、初日から連戦連勝を重ね、千代の富士との千秋楽全勝対決を制して、本当に全勝優勝してしまった。
6場所かけての、10→11→12→13→14→15、なかなかできない記録だと思う。