naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

1月場所序盤戦終了

1月場所も、序盤5日が終了。

蒼国来が光る。小兵ながらうまさだけでなく力強さもある。
4勝1敗。さらに力をつけて上位でとってもらいたい力士だ。

栃乃洋若の里、両ベテランが初日から5連勝。失礼ながら予想外だ。

栃乃洋は、逆転相撲ばかりだが、この歳でこのねばりは評価に値する。

若の里は力強い相撲が続いている。初日からの5連勝は初めてなのだそうだ。これは意外。大関候補と言われていた時期にもなかったのか。

星が3勝2敗と今一つながら内容に見るべきものがある力士たち。

光龍。突きがはまるとめざましい。

翔天狼。いい押しが出ている。

北太樹。力がついてきた。機を見るに敏、というところがある。

德瀬川。この人も力がついた。四つ身の型が固まっている点では、稀勢の里よりも上。

豊真将。攻めの相撲を心がけてがんばっている。元来、守りのしぶとさがある人なので、足腰はいいはずだが、攻めて前に落ちる相撲が目立つ。これをなくせば悲願の三役だが。

期待はずれは、まず豪栄道。2勝3敗の星だけでなく、内容がよくない。

栃ノ心も白星なしの5連敗。思いきりのよさがない。

豊ノ島も1勝4敗は物足りない。すべてが横綱大関戦なので、やむを得ない面もあるが、もともとの地力に加えて先場所の活躍からすれば、把瑠都一人でなく、もう一つ二つは殊勲の星が期待されたところだ。横綱大関戦が終わり、残り全部勝って11勝したとしても、この人の場合は物足りなさが残る。そういう存在なのだ。

鶴竜がやっと初日。相撲はとれていると思うので、中盤戦以降のまきかえしに期待したい。

いい相撲で日馬富士を破った栃煌山も同様。2勝3敗だが、まだまだこれから。

大関、2関脇が全員4勝1敗。全勝が1人か2人いてほしかったところだが、まずますか。

稀勢の里は、悪くはない、というところ。今場所の相撲を観ていても、以前から書いているように、この人は離れての相撲の方がいい。

琴奨菊鶴竜に屈して全勝ストップ。ここから崩れないでもらいたいところだ。

カド番の日馬富士に土。初日から4日間は非常にいい相撲だったが、今日の栃煌山戦は攻め込めず、おっつけさせてしまった。やや合い口が悪いか。

把瑠都はまずまず。

琴欧洲は1敗しかしていないものの、内容がよくない。現状では、把瑠都の方が上と言わざるを得ない。

魁皇は先場所に引き続きよくやっている。今日で通算勝ち星が1,030。とても難しいと覆われた千代の富士の1,045勝が見えてきた。

大関、関脇陣の中では、把瑠都日馬富士がいいと思う。

白鵬は無難に5連勝。連勝ストップ以来、星を落としていないのは大したものだ。
ただ、今日の嘉風戦は、4日目までとは違って、やや雑な相撲だった。地力に差がある相手であれば、もっとがちっとした相撲をとるべきだ。一見、臨機応変な相撲だが、はたきで決めにいったのもまずいし、しかも勝負がついたことを確認せずに気を抜いたのが明らかだった。中盤以降は引き締めてもらいたい。