naokichiオムニバス

65歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

澤クヮルテット結成30周年記念演奏会

宇奈月温泉旅行中の、9月26日(土)、澤クヮルテットの演奏会を聴きに行った。

 

昨年7月にも、宇奈月で澤クヮルテットの演奏会を聴いている。

   澤クヮルテット&蓼沼恵美子七夕コンサート“室内楽への誘い”
      https://naokichivla.hatenablog.com/entry/66318252

 

それに続く2回目である。

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入場時にもらったプログラム。

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本来、この9月は、19日(土)~20日(日)に、毎年恒例の「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト宇奈月」が開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまい、これに代えて、翌週にあたる25日(金)~27日(日)に別途旅行で訪れたものだが、そのことで、この演奏会を聴く機会が得られた。

 

●澤クヮルテット結成30周年記念演奏会

日 時 2020年9月26日(土) 16:30開場 17:00開演
会 場 黒部市宇奈月国際会館セレネ大ホール
演 奏 澤クヮルテット
曲 目 モーツァルト 弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」
    ドビュッシー 弦楽四重奏曲ト短調
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」
    [アンコール]

    モーツァルト 弦楽四重奏曲第21番ニ長調「プロシャ王第1番」 第2楽章

 

自由席だが、間隔を1席ずつ空ける形。座れる席には連絡先を記入する紙が置いてあって、終演後は席に置いて帰るようにとのこと。自由席だから、もし感染者が出た場合、誰がどこに座っていたかを把握するためのようだ。

 

我々は、F列の23番と25番に座った。

 

冒頭、澤和樹氏が登場してのMC。

 

1990年11月の結成から30周年。記念演奏会を17公演予定したが、コロナ禍でほとんどが中止、延期となり、この演奏会が復活第1回とのこと。タキシードを出したら黴が生えていたそうだ。

 

最初は、モーツァルトの「不協和音」。この曲は、ハイドンセットの中でも好きな1曲だし、もう20年前のことだが、オケ仲間で四重奏団を組んで、しばらく練習したことがあり、その意味でもなじみがある。

 

2楽章の肩怒らせないしっとりとした味わいが、すばらしかった。K515の五重奏曲の緩徐楽章との共通性、親近性を感じる。

 

続いてドビュッシー。この曲を知ったのは、大学オケ時代。部室で仲間たちが合わせているのを聴いたのが最初なので、もう長い。自分で弾いたことはないが。

 

1楽章が始まって、ちょっとびっくりした。意図的なものだろうが、モーツァルトとは一転して、体躯の大きな響き。満ちあふれるような音だ。

 

2楽章は面白いところのある音楽だ。

 

3楽章では、ヴィオラの役割が重要であることがよくわかった。玄妙な響きに、宇奈月の山々を思い浮かべた。

 

休憩をはさんで、メインの「ラズモフスキー」3番。

 

1楽章冒頭の特異な和音は、同じハ長調の1番のシンフォニー冒頭を思い出させる。1曲目のモーツァルトと組み合わせたのは、選曲上の意図かもしれない。

 

ドビュッシーの後のベートーヴェンは、やはりがっちりした音楽と聞こえる。

 

2楽章は独特の憂愁がある。

 

3楽章は優美なメヌエットとして始まるが、すぐに地のベートーヴェンが顔を出すのが面白い。

 

4楽章はやはり圧巻の音楽と言う他はない。ベートーヴェンの音楽と澤クヮルテットの4人が格闘しているようだった。

 

全体を通じて、チェロがとてもよかったと思う。過ぎた野太さがなく、常にほどよい感じだった。

 

アンコールは、澤氏のMCで、「プロシャ王」のアンダンテとアナウンスされた。

 

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(出口にアンコールボードにはこう書かれていたが、間違い。確かに23番の2楽章もアンダンテだが、調が違う。21番の2楽章だった)

 

昨年7月の演奏会では、ロビーで販売しているCDの購入者を対象とするサイン会があった。

 

今回もサイン会があればと、さだ(まさし)さんの「存在理由~レゾン・デートル」を家から持ってきていた。澤氏が作曲あるいは演奏している作品が収録されているからだ。

 

しかし、新型コロナウイルスの影響か、今回はサイン会はなく、残念だった。

 

CD販売はしていたので、この演奏会の3日前に発売された、「ヴァイオリンでうたう日本のこころ」を購入した。

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またこの宇奈月で、澤クヮルテットの演奏を聴きたいものだ。