2月28日(日)、相模原の「ミウィ橋本」の中にある「杜のホールはしもと」で、オーケストラ・モデルネ・東京の練習。
3月6日(土)の本番に向けて最後の練習である。
5階のレストランフロアで夕食を済ませて、8階に上がる。
まだ明るくて外が見える。相模原って山に近いんだなあ。
多目的室。
18時前、入室して、周囲がセッティングに慌ただしく動く中、ヴィオラだけは指揮の篠﨑靖男先生の指導による15分間の分奏。7人中5人が参加した(1人は練習自体に不参加、1人は分奏に間に合わず)。
一旦作ったプルトを崩して丸くなり、先生を5人で囲む形に座った。
先生のターゲットは、3回出てくるヴィオラのソリ。やっぱりね。
トップに呼吸を合わせて同じテンポ感で弾くように繰り返し注意された。
15分はあっという間。あと1週間、各自練習しておいて下さい、と言われて終わった。
(その後の話で、3月6日(土)、本番当日も、午前中の最終リハーサルの前に、再度ヴィオラだけの分奏が行われることになった)
18:20頃から合奏開始。ヴィオラの参加は6人。
本番では、この序曲がオペラ仕様で静かに終わったら、できるだけ間を空けずにマーラー10番のアダージョを始めることになっている。初めてその形で曲を移る練習をした。
管楽器奏者には奏者の交代がある。なるべく静かに席を移動するようにと篠﨑先生から指示があり、序曲の終わりの部分からやってみた。
ほぼアタッカと言ってもいいような感じでマーラーの指揮棒が下りた。ヴィオラとしては管楽器の席移動なんか見ている場合ではない。気をつけねば。
先生からは、「音符を弾いている感じ」がある。もうここまで来たら、音を確かめながら弾くのでなく、自分の好きなように歌い、好きなように音楽をやることが大事、とのお話があった。そうすれば、お客さんにも我々の音楽が伝わる、ここを一つ乗り越えたい、と。
この難しい、また弾き慣れたとは言えない曲でそれをやるのは大変だが、先生のおっしゃるようなレベルに這い上がりたいものだ。
20番の先まで練習して一旦休憩。
休憩後は副団長のIさんから本番の進行等について説明があり、その後、マーラーの続きを練習した。
篠﨑先生から、36番から後は、もはや音楽ではなく、マーラーの「生きたい!」という叫びのようなものなので、そのように表現しようとのお話があった。
まず、D(Allegro Moderato)の金管とティンパニのリズムを揃える練習。
その後、冒頭から練習した。
篠﨑先生が途中で、「この曲、皆さん、良く知ってるでしょ?」。
「であれば、もっとこちらを見て下さい」。
再度の休憩の後、シベリウスの7番。
まず全曲を通してから、返し練習。
先生からは、フレーズの頭で指揮をつかまえるように、との指示があった。フレーズの頭から音楽を表現するように、と。
21時過ぎ練習終了。
何しろ千葉までは遠い。椅子の消毒を済ませると早々に会場を出た。
橋本はJRと京王線と両方ある。スマートフォンで一番早く帰れるルートを検索。
京王線に乗った。調布で特急に乗り換えて新宿へ。
結局帰宅は23時半近くになった。
明日は普通に会社、という日曜日の夜、そんな時間まで外にいるというのは少々辛いものがあったが、聞くところでは、新型コロナウイルス感染防止の観点から、奏者間で距離が充分取れるように面積の広い練習会場を探した結果、ここを予約したとのこと。幹部の皆さんの配慮には感謝の他ない。
※練習往復に聴いた音楽
シベリウス 交響曲第7番
ビーチャム=ロイヤル・フィル
ベルグルンド=ヨーロッパ室内管
カラヤン=ベルリン・フィル
シベリウス ヴァイオリン協奏曲
アッカルド=C.デイヴィス=ロンドン響
シベリウス フィンランディア、交響曲第1番、第2番
C.デイヴィス=ボストン響
オフコース over