花粉症というものに縁のない人生を送ってきた。
毎年この時期になると、テレビの気象情報で、花粉の飛び具合を知らせるようになる。
それを観ながら、花粉症の人って大変なんだろうなあ、と思っていた。
ところが。
23日(水)の午後、妻と外出したのだが、千葉駅に向かうバスの中で、やたら鼻水が出て仕方がないのに気づいた。
風邪か? と瞬間思ったのだが、私の場合、風邪はまず喉からくる。
喉は何ともないし、風邪を感じさせる他の症状はない。体調が悪いという感じがそもそもないのだ。ただ鼻水がだらだらと。
これってもしかして花粉症というもの?
人によっては、ある時期から突然花粉症になるという。
遂に私にも66歳にしてとうとうそれが来たのか?
そう思うと、何か目がかゆいような気もしてきた。気がしただけだが。
妻に話すと、日頃飲んでいるアレグラという薬を出して、飲みなさい、と言った。
言われるままに飲んだが、鼻水、そしてくしゃみは結構ひどい。
具合が悪い、という感じはなく、この状態は、むしろ半分は気持ちがいいような気もする。
鼻にティッシュを詰めてマスクをして寝た。
翌24日(木)は、起きてみると状態は変わらない。
会社に着いてからも、ティッシュが手放せず、鼻をかみ続けだった。
この日いっぱい、前日からの状態が続いた。
この花粉症といつ頃までつき合わなければならないのか? と思いながら寝た。
ところが。
25日(金)、朝起きてみると、嘘のようにすっきりしている。
以後は何もなかったかのような状況が続いている。
この間、薬は飲み続けている。妻によれば、薬を飲み始めて2~3日すれば楽になるのだそうだ。
花粉症は花粉症で、薬が効いたということなのだろうか。
引き続き薬は飲みながら様子を見ているところだ。