今場所カド番の大関正代は、初日から3連敗のスタート。
初日からの3連敗は3場所連続のことだった。
負け方も毎日悪く、誰もが早々に負け越すことを予想したが、その後、別人のように相撲内容がよくなり、勝ち星を重ねてとうとう12日目に勝ち越した。
この間、正代の星取を見ながら、私は、1969年(昭和44年)五月場所の大関北の富士とまったく同じであることに注目してきた。
「相撲レファレンス」サイトから転載させていただく。
53年前の北の富士の星取。
今場所の正代。昨日、13日目まで。
きれいに同じだ。
ちなみに北の富士は、その場所、カド番ではなかった。
ただ、大関が初日から3連敗もするのを初めて見た私は、北の富士、これは大変、と思いながら見守っていたので、途中から立ち直ってめでたく勝ち越したこの場所の星取は頭の片隅に記憶していた。
先場所の正代も、初日から●●●○●と推移した。この時点で、北の富士の星取をなぞっているな、と気づいたのだが、あいにく(?)翌6日目も負けて、同じ星取ではなくなってしまった。
それが今場所はここまで見事に同じ星で来ている。
今は解説者としてテレビラジオに出ている北の富士さん本人は、このことに気づいているだろうか。
さてあと2日。
正代の今日14日目の対戦相手は照ノ富士。明日千秋楽は、番付からすれば関脇若隆景が予想される。
残り2日、●○となるだろうか。
※相撲レファレンス (大変なデータベースです)