naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

来場所は大関3人がカド番

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日馬富士の連続全勝優勝、新横綱誕生に沸いて閉幕した9月場所だが、忘れていた。

大関の内、3人が途中休場していたのだった。

思ってみれば、これ、昇進挑戦場所の日馬富士には追い風の要素だったね。
琴奨菊把瑠都琴欧洲
彼らとの対戦が組まれていたら、どうだったか。

まあ、その話は置いておくとして、つまり、来場所は3人の大関がカド番を迎えることになる。

来場所は、日馬富士の昇進で5大関の番付になるが、5人中3人がカド番というのもねえ・・・。
願わくは、その3人が、8勝7敗で辛うじてカド番脱出、というようなことにならないように。
厳しい言い方になるが、この際、誰か淘汰されてもいいのではないか、とも思う。

ところで、これはちょっと意外なことなのだが、カド番大関って、久しぶりなのだ。

昨年11月場所、琴欧洲前場所の途中休場でカド番だったが、それ以来1年ぶり。
1年ぶりがそんなに久しぶりなのか、という感じだが、久しぶりなんです。

カド番大関というのは、しょっちゅういるんです。

平成14年(2002年)以後の大関の成績を一覧表に記録している(画像。クリックすると拡大します)。

記録を始めた平成14年1月場所は、魁皇武双山千代大海栃東の4大関
以後、誕生した大関が、朝青龍琴欧洲白鵬琴光喜日馬富士把瑠都琴奨菊稀勢の里鶴竜の9人(昇進順)。

この表で、「カド番大関がいない場所」をグリーンで示しているが、ご覧の通りで、平成14年~平成23年の10年60場所中、カド番がいない場所は21場所しかない。ほぼ3分の1だ。
あとの実に39場所は、カド番大関がいたのだ。

同期間中、「カド番大関がいない場所」が続いたのは、最高で2場所しかない。半年続いたことがなかったわけだ。
逆に、「カド番大関がいる場所」が続いた方を見ると、平成16年11月場所から平成18年3月場所までの、何と9場所。1年半、カド番大関がいたことがある。

一方、今年、平成24年は、1月場所から9月場所まで、5場所連続でカド番大関がいなかった。
これは、昨年までの状況を考えると、大変なことだ。それも、1月場所から5大関、5月場所からは6大関になったのだから、それも合わせると、すごいことと言えないか。

今場所全員が勝ち越していたら、平成24年は、年間を通じてカド番大関が一人もいなかったことになる。これが年6場所制で空前の記録かどうかまでは知らないのだが。

惜しかったねえ。でも、5場所続いただけでもよしとするか。