18日(日)は、本番指揮者による合奏。
前週の11日(日)は鹿児島旅行で欠席したこともあり、是非行かねばならないのだが、問題は天気。九州南方沖から北上して上陸しようかという台風14号の影響で、関東も荒天が予想されていた。
あまり荒れないでくれればいいがと、とりあえず家を出たら、ちょうど雨が強くなり始めたところ。ジーンズの膝下があっという間にびしょ濡れになった。
いやいやこれは大変だ。しかし、戻って今日は休みま~す、というわけにはいかない。
そのまま最寄り駅にたどりつき、背負っていた楽器や肩にかけていたトートバッグをタオルで拭いて、電車に乗った。
新浦安駅を出ると、幸い雨は降っていなかった。さっきまで降っていた様子ではあるが、これは何よりだ。
MONAの目利きの銀次で昼食をとって、武道場へ向かう。歩道の水たまりには往生したものの、雨には降られずに着くことができた。
日 時 : 2022年9月18日(日) 13:30~16:30
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ライネッケ(1~3楽章)、メンデルスゾーン、ブルックナー(2・4楽章)
弦人数 : 7・3・6・7・4
弓の毛 : 1本(メンデルスゾーン)
武道場に着いて楽器ケースを開いてみると、弓の根元がちょっと水のしずくで濡れているような気がした。
えっ? とケースの中をさわってみると、楽器を収める側、蓋の側のそれぞれ縁の部分が冷たく湿っている。
雨に降られたのは、家を出て最寄り駅に着くまでの10分ほどだったが、確かにかなりの降りではあった。あの時に、ケースの中まで水がしみこんだのだろうか。
過去、大雨の中、練習会場に往復したことは何度もあるが、こういうのは初めてだ。
驚きつつ、中を改める。
弓や楽器自体に支障はないようだ。あくまでケース側が湿っている状況。
とりあえず安堵しつつ楽器を準備し、ケースの濡れている部分にはタオルをあてた。
トートバッグも結構濡れているので、中身を全部だし、裏返しにして干した。
さてそんなばたばたの中、練習開始。
最初は、ライネッケのフルート・コンチェルト。
団員のKさん、Hさんが分担してソロ代奏を務めた。
やはり、ソロがあると曲の理解が深まる。「ソリストがやりたい音楽」を考えながらつけなければならない、との思いを深くした。
来月にはいよいよ本番ソリストとの合わせがある。
Y先生からは、曲の表情づけについて色々指示があった。
それにしてもこの曲、メンデルスゾーンだけに、形がきっちりとしていて、非常に整然とした楽譜なので、落ちたりする心配はないのだが、逆に、この音符たちをしっかりきっちり弾くのはとても大変だ。至難の業と思ったりもする。
Y先生のテンポはかなり速い。ついていけるように精進せねば。
休憩の後、ブルックナーの3番。
今回は2楽章と4楽章を練習した。
個人的にはY先生の練習に参加するのは2回目だが、先々週の1回目と今回で、序曲、コンチェルトはひと通り練習できた。
ブルックナーは、前回、1・3楽章、今回2・4楽章と弾いたものの、楽章によってはまだ練習できていない部分がある。
2楽章を中心の練習となった。
Y先生によると、色々な「色をつける」ことが必要で、たぶん我々アマチュアの場合ということだろうが、そこに時間をかけてやらないといけない、とのことだった。
冒頭から、もっと深い音がほしい、と繰り返し練習した。ここで聴衆をわしづかみにしたいんです、とのお話だった。
以後、同様の練習が続いた。
ところで、天気だが、練習している間に、雨が降り出して、雷鳴も聞こえてきた。ものすごい雨の音が聞こえてくる時間があれば、それがおさまって少し空が明るい感じになる、その繰り返しだった。
練習が終わって新浦安に向かう時にはおさまっていてほしいと願うしかなかった。
2楽章が終わり、まだ時間があるので、できるところまでやりましょう、と4楽章を練習。
時間切れで終了し、さて外はどうかとうかがいつつ出てみると、幸いにも雨は降っていなかった。
雲の切れ目も見えている。ラッキーだった。
京葉線の運行も、ほんの少し遅れていたが無事乗ることができ、最寄り駅から家までも幸いそのままの天気で帰宅できた。
結局、新浦安で外を歩いている時は、雨はまったくなかったので、一番大変だったのは、最初に家から最寄り駅に向かった時だけ。遅刻確保でしばらく出るのを見合わせておけばよかったか?
そうすれば楽器ケースの浸水もなかったことになる。
帰宅後楽器を出して、ケースを乾かした。
こういう時のためのカバーを買わなければ。
(台風14号は、その後鹿児島に上陸した。1週間前に鹿児島に旅行しているが、あの時は終始いい天気だった。わずかなタイミングの差だったが、よかった)
※練習往復に聴いた音楽
ブラームス ドッペル・コンチェルト
JUJU ユーミンをめぐる物語
松任谷由実 悲しいほどお天気