当たり前だが、会社を辞めたので、通勤定期というものがなくなった。
45年前に就職した時から、現場勤務の4年間を除いて、ずっと通勤定期券を持ってきた。最初は確か紙の定期券。それが自動改札の普及で磁気方式の定期券になり、Suicaの発売に伴ってSuica定期券になった。
ここ4年は、A社(西新宿)から通勤手当を受給して定期券を買い、B社(三軒茶屋)に出社した場合は、通勤定期の路線を逸脱した部分を実費精算してきた。
退職に伴い、3月に支給されていた半年分の通勤手当の精算が行われた。直近の定期券の更新では、6月の退職は決まっていたので、いつもと違って3ヶ月定期を買っていた。精算に際しては3ヶ月分の通勤手当を返還したので、6月いっぱいは定期が使える形になった。かつ、定期券の購入時期の関係で、手持ちの定期は7月5日が期限となっていた。
退職後も色々と東京まで行く用事があったこともあり、定期の払い戻しはせずに使ってきたのだが、とうとう7月5日(水)を過ぎた。
自動改札を通る時、定期券の期限が近づくとその期限が表示されるが、6日(木)になってもその表示が出ることがわかった。
これは何かうっとうしいので、みどりの窓口へ行って、定期券としてのデータを消去して下さい、と申し出た。
結果、戻ってきたのは、もうただの記名式Suica。
過去上書きされてきた定期の区間などがうっすらと残っているが、これからはこれを使います。