2日(土)、うらやすシンフォニエッタの発表演奏会本番が終了した。
午前の最終リハーサルは10:00集合だったが、早めに入り、少しさらった。
予定通りリハーサル開始。
開始時に、事務局のKさんから、「アンコールが決まりました」とインフォメーション。アンコールを演奏することはかねて知らされていたが、前日練習の時点でもそれが何か決まっていなかった。
「ドヴォルザークの第3楽章です」。
昨年の第1回コンサートでは、メインのチャイコフスキーの弦楽セレナーデから第2楽章を演奏した。
これまで練習していないまったく別の曲のはずはなく、前半後半で座席も変更されるので、ドヴォルザークだろうと予想はしていたが、3楽章か(しっとりと4楽章がいいかな、とか思ったりしていたのだ)。本番がうまくいかなくてもリベンジのチャンス?(笑) 反省の上塗りになるケースも?
今回の演奏会のシフト、前半3曲(モーツァルト、メンデルスゾーン、アレンスキー)では、3プルトの表に座り、Sさんと組んだ。メンデルスゾーンは、ヴィオラは2パートに分かれる。前6人がファースト、後ろ4人がセカンドである。
後半のドヴォルザークは、1プルトの裏に座り、Kさんと組んだ。
クァルテット・エクセルシオの先生方は、ファーストの西野ゆか先生、セカンドの北見春菜先生、チェロの大友肇先生は、それぞれトップサイドに座られたが、ヴィオラの吉田有紀子先生だけは、5プルトの表。練習期間中も同様だった。そのためヴィオラだけはトップサイド席が受講者となった。
モーツァルトからスタートし、メンデルスゾーン、アレンスキーと、すべて通しのみ。
休憩となった。
まあ、前日にじっくり練習したからそうだよな、その分、昨日は通しただけのドヴォルザークを練習したい。
・・・と思ったのだったが、ドヴォルザークも全曲通しただけで、リハーサル終了となった。これにはちょっとびっくり。
先生方から、口々に「すばらしい」、とお褒めの言葉をいただき、「後は本番、楽しんで演奏しましょう」、とのお話があって、終了した。
個人的には、これまでの合奏練習に比べると、前日練習からここまで、ずいぶん手応えを感じられるようになった。本番もこのまま弾ければいいのだが、と思いつつ、とりあえず昼食に出かけた。
12:40まで予定されていたリハーサルが1時間早く終わったので、時間に余裕がある。MONAのらあめん花月に入った。
ホールに戻る。
最後にステージでちょっとさらった。
音出し用には4階のスタジオAが用意されていたが、行き来がちょっと面倒だし、この期に及んで時間をかけてさらっても疲れるだけなので、ステージで要所だけ確認し、13時前切り上げた。
開場を待つ客席。
男性の衣装は、①黒シャツ、黒ズボン、上着・ネクタイなし ②黒スーツ上下、ネクタイあり のどちらでも良いとのことだったので、①にした。家から黒シャツ黒ズボンを着て出てきたので、着替えの必要はない。
(男性の受講者は全部で12人いたが、①11人②1人だった)
ステージ裏で開演を待った。
●アマチュア弦楽アンサンブルうらやすシンフォニエッタ第2回コンサート
日 時 2024年3月2日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 J:COM浦安音楽ホールコンサートホール
指 導 クァルテット・エクセルシオ
演 奏 うらやすシンフォニエッタ
アレンスキー チャイコフスキーの主題による変奏曲
[アンコール] ドヴォルザーク 弦楽セレナーデホ長調 第3楽章
受講者は、ファースト・ヴァイオリン9人、セカンド・ヴァイオリン9人、ヴィオラ9イン、チェロ7人、コントラバス1人、計35人。
ヴィオラは男性5人、女性4人だった。
浦安シティオーケストラからの参加は、ファースト3人、セカンド2人、ヴィオラ1人、チェロ1人。ファーストでは、Hさんがモーツァルト、Iさんがメンデルスゾーンのコンミスを務めた。
開演。
モーツァルト、メンデルスゾーン、アレンスキーと進む中、緊張することなく、練習の時と同じように弾けているのが嬉しかった。まずまず上々、と思った。
休憩をはさんで、さあメインのドヴォルザーク。
休憩後、ステージに入る時に客席から拍手をいただいた。開演時にはなかったので、前半の演奏で何かアピールできたのかな、と思った。
前の席に移った後半も調子を落とすことはなく、まずまず。日頃、浦安オケなどでは、どうしても本番となると力が入ったり、平常心を欠いたりするのだが、今回はそうした減点要素が比較的少なかった(他のパートメンバーのようにちゃんと弾けたかどうかは別)。
あっという間に本番終了。ものすごく大きな声のブラボーが響いた。
アンコールの3楽章は、少し気楽に弾けた。
最後に客席に一礼してステージからはける時、吉田先生がヴィオラメンバー1人ずつに握手をして下さった。昨年11月からの練習期間を振り返って安堵感、達成感にひたっていたところだったので、泣きそうになった。
吉田先生からは、ヴィオラの皆さんの団結力がとにかくすばらしかった、とお褒めをいただいた。前日午後に分奏があったのがよかったかもしれない、と思った。
ステージで集合写真撮影。
有志参加の打ち上げは予定されているものの、全員が揃っているのはここまでなので、解散式が行われた。
エクセルシオの先生方から一言ずついただいた。
来年もまた参加して下さい、とのお話もあった。
今回のうらやすシンフォニエッタは、前回に比べると満足感があった。
ともかく、厳しい鍛錬の場だったというに尽きるが、自分なりに個人練習も積んだことで、それぞれの曲の、メカニック的に難しいところは、前日練習あたりからだいぶ弾けるようになった。練習の成果かな、という達成感は得られた。
ただ、これは私個人にとってのメカニック面の課題であって、アンサンブルの観点では、周囲をちゃんと見られたか、聴けたか、というと、余裕がない場面ばかりだった。
そもそも、周囲の受講者の技量レベルが高い中、それについていけたか、伍することができたかと言えば、まったく別問題だ。日頃のオケ活動も含めて、もっと精進せねばと強く思った。
次回、また公募があれば、もちろん参加するつもりでいる。
個々の曲で言うと、今回は何と言ってもアレンスキーの曲を知ることができたのが一番の収穫。メンデルスゾーンとアレンスキーは聴いたことがなかったのだが、とりわけアレンスキーは良い曲だと思った。魅力のある未知の音楽を弾く機会が得られたことを感謝した。
また、これまでのオケ人生で弦楽合奏の経験が皆無に近かった私にとって、昨年チャイコフスキー、今年ドヴォルザークと、このジャンルの王道とも言うべき2曲を弾くことができたのは、大変嬉しいことだった。
17:30から、有志の打ち上げ。エクセルシオの先生方も参加された。有志と言いつつ、ヴィオラは全員が参加。ヴィオラの団結力(笑)がここでも褒められた。
そのヴィオラ9人、吉田先生を囲んでかたまって座り、楽しい歓談の時間を過ごした。
↓ この乾杯写真は、ヴィオラのSさんのFacebook投稿からお借りした。
この貝の鍋がおいしかった。
ヴィオラの皆さんと話をすると、日頃の活動領域が色々であるのがわかった。私は基本的にオケの人間だが、室内楽や弦楽合奏が中心と言われる方もおられた。フィールドが異なる人と一緒に演奏するのも、得るところが大きいと思った。
次回も参加されますか? 次回はどんな曲がいいでしょうね、などの話にも花が咲いた。
楽しい時間だった。
クァルテット・エクセルシオの先生方とは、4月に受講する、「ながらの春 室内楽の和音楽祭」の室内楽セミナーでご指導いただく。
うらやすシンフォニエッタの本番が終わったので、4月までは、自分で決めた課題曲の練習に注力する。
(今回のシンフォニエッタでは、日頃、このブログを読んで下さっているという複数の方から声をかけていただいた。続けて下さい、とも言われた。励みになった)
※本番往復に聴いた音楽
R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番
ストランスキー=プレヴィン=ウィーン・フィル
R.シュトラウス 4つの最後の歌
ノーマン=マズア=ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
ニルソン=クナッパーツブッシュ=ウィーン・フィル
ファーレル=バーンスタイン=ニューヨーク・フィル
ベートーヴェン セリオーソ
クァルテット・エクセルシオ