naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

岩井海岸民宿「川きん」でオケ合宿~初日

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  (写真上)お世話になった民宿「川きん」
  (写真中)練習に使ったホール
  (写真下)3分も歩けば海岸。東京湾に沈む夕陽



11日(土)、12日(日)と、浦安オケの合宿。昨年も同じ2月のこの第2週の週末に合宿があり、ちょうど丸1年。

場所は、これも昨年と同じ岩井海岸の民宿「川きん」。岩井には民宿がたくさんあるが、我々のような楽隊の合宿に対応してくれる仕様のところがいくつかある。
この川きんもその一つで、合奏用のホールもあれば、ピアノも譜面台もあり、夜は22時まで音出しができる。

10日(金)の晩から乗り込み可能ということだったが、幸か不幸か、会社の仲間との飲み会と重なってしまい、さんざん飲んで遅く帰った。

初日は10時から分奏があるので、それに間に合うようにと時刻表を調べても、内房線の君津から先というのは本当に不便で、本数が少ない。9:38岩井着の電車ではちょっと余裕がない。その前というと1時間前に岩井着となる。
仕方がないので、8:22に岩井着の特急さざなみ1号(蘇我7:17発)にした。

前夜の飲み過ぎがこたえる身体をひきずって乗車。合宿前日なのだから、もう少し控えればよかったと思っても、後の祭りである。
この電車に乗ってきた団員は他におらず、10分ほど一人歩いて、川きん着。
練習開始までまだ時間があるので、2階の宿泊部屋にふとんを敷いて、1時間ほど横になる。

10時近くなったので下りて行くと、弦は集まりが悪いので分奏は見送って午前は自主練という話。
管は全パート揃っているのでホールで分奏。
うー、わざわざ特急で来たのに・・・。

今回の合宿、弦は確かに参加者が少ない。昨年はもっと多かったのだが、今回はファースト1人、セカンド1人、ヴィオラ1人、チェロ7人、コントラバス2人というさみしさである。
もう少し参加予定者はあったのだが、風邪でダウンとか急な仕事の都合でとかでキャンセルが出てのこの人数。コンミス、セカンドのトップ、チェロのトップも不参加なのが痛い。
我がヴィオラも団員6人いながら、仕事の都合やら、社員旅行と重なったやらで、私以外は全員不参加。
昨年の合宿には、当時の団員4人が全員参加して、他のパートに対して鼻高々だったのだが、今年はあいにくだ。

チェロだけは人数がいるので、パート練習を始める中、さてどうしよう。
体調回復のために昼まで寝てもよかったが、やっぱりここまで来たのだから・・・。
個人練習をする。もう一人、二人でもいればパート練習ができるのだが、残念だ。チェロがうらやましい。

そうこうしながらも時間がたち、昼食。
この民宿は、食事が大変おいしい。デザートにも力が入っていて、女性には嬉しいだろう。

昼食はカレーライスであった。一緒に食べていた団内指揮者のK氏が、「カレーだと、俄然合宿という気分になる」と言われたが、確かにそうだ。
カレーはルーが大鍋に入っていてお代わり自由。これが嬉しい。昔、会社で工事事務所勤務だった時の、現場事務所の食事もそうだったのが懐かしい。

さていよいよ午後はホールで合奏。今回の合宿は全日程K氏の指導。

「眠りの森の美女」からスタート、「マイスタージンガー」と進む。
少し時間が余ったので、アンコール予定曲も。

それにしても、さすがに南房総で、日中はポカポカととても暖かい。
この民宿は中庭にコーヒーを用意してくれるので、みんなで休憩の時に飲むのだが、屋外でも全然寒くない。

夕食をはさんで、夜は合奏の続き。
「眠り」のワルツから「田園」全曲。

しかしこうして今度の演奏会の曲を一通り弾いてみると、ほんとに疲れる曲ばかりだ。
特に今回は、高弦が一人ずつしかいないこともあって、ついつい大きい音で弾いてしまうから、なおさら疲れるのだ。

それにしても、「田園」の4楽章。高速で刻みっぱなしのあの楽譜は、弾けたもんではない。昨年やった「ライン」も刻みが多くて大変だったが、あれ以上だ。まともに楽譜通り刻んでいたら、右腕の筋肉を傷めてしまいそうだ。弦トレーナーのY先生に、少し力の抜き方を教わらないといけないと思う。
文字通りの嵐が過ぎて、5楽章になると、本当に弾いていて幸せな気分になるのだが。
あと、「眠りの森」は、さすがにチャイコフスキーで、メロディーが美しい。弾いていてとても楽しい。

そんなことを感じながら、初日の練習もあっという間に終了。

すぐ飲み会かなと(既に朝の不調は回復している(笑))思ったら、管はメンバーが揃っているものだから、ホールで引き続きアンサンブルをしている。
聴いていたら、管インペクのTさん@ファゴットに呼び込まれ、セカンドファゴットの楽譜を渡された。
ヘ音記号をしばしば読み間違えながら、2曲ご一緒させてもらう。
R.シュトラウスのセレナーデと、オルフの「カルミナ・ブラーナ」(これはアレンジものらしい)。
オルフは、リズムが複雑で、何かよくわからんまま終わってしまった。

その脇で、ヴァイオリンのKさんとKさんが、パッヘルベルのカノンを合わせているので、勝手に加わらせてもらった。

さて、やっと食堂で飲み会である。
折からトリノ・オリンピックが始まっているので、ノーマルヒルモーグルの予選を見ながら飲む。
民宿から、ピザや漬物、フルーツの差し入れ。
団長のHさんが持ってきた「あぶりわかめ」(と言ったかな)が大好評で、あっという間になくなった。

夜は更ける。
明日もまた練習だし、ゆうべの反省もあるので、そこそこで中座しておとなしく寝ることにした。