少なからず不自然、不可解に感じた。
この作品、以前の「MONSTER」同様、よくできた映画、あるいは「24」を見ているような、緊密なストーリー展開に引き込まれて読んできた。
そろそろ大詰め、ということはわかっていた。
ケンヂが「全部話すよ」と言って話し始めた先週の終わりを見て、ここからしばらくケンヂの独白、そして、「ともだち」との最後の大勝負、更に色々な謎が説明された上での大団円を期待していた。
いくつものストーリー、いくつものエピソードを織り合わせながら、ゆっくり丹念に進んできた物語だ。
ここからが、堪能しつくせる展開になるのだろうと思っていたのだが・・・。
ここからが、堪能しつくせる展開になるのだろうと思っていたのだが・・・。
まったく意外だ。読んでいるこっちに、何もわからないままの、カンナとの再会。
「完」の文字が信じられなかった。
「完」の文字が信じられなかった。
何というのか、例えば、今練習している「田園」で言えば、4楽章の「嵐」が去って、最後のフルートの上行音階の後、さあ、5楽章と思ったとたんに、「今日の演奏会はこれで終わりですよ」と言われたような。
何なんだろう。
ほんとにわからない。
ほんとにわからない。
不人気な漫画が不自然な終わり方で打ち切りになることは、よくある。
しかし、浦沢直樹に限ってそんなことは100%あり得ない。
何か、健康上の問題でもあったのか、とさえ思いたくなるような突然の終わり方だ。
いや、仮に何かの病気だとしても、取材とか称してしばらく中断すればいい話だ。
しかし、浦沢直樹に限ってそんなことは100%あり得ない。
何か、健康上の問題でもあったのか、とさえ思いたくなるような突然の終わり方だ。
いや、仮に何かの病気だとしても、取材とか称してしばらく中断すればいい話だ。
わからない。
1ページめくったら、もう2ページあって、「2007年新春、最終章登場!!」とある。
8ヶ月後、何かわかるのだろうか。
それから、本編最終ページの柱には、「単行本22集は10月末頃発売予定!!○得情報もあります!!」とある。
そこで何かわかるのだろうか。
8ヶ月後、何かわかるのだろうか。
それから、本編最終ページの柱には、「単行本22集は10月末頃発売予定!!○得情報もあります!!」とある。
そこで何かわかるのだろうか。
ともかく、今日のところは、まったく訳がわからない、というしかない。