茨城ゴールデンゴールズの解散には疑問

極楽とんぼの山本圭一のスキャンダルで、茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督が、球団の解散を表明した。

しかし、これには疑問がある。

高校野球で、暴力行為や喫煙事件などがあった時に、連帯責任ということでチーム全体が出場停止になったりする。教育の見地からということのようだが、真面目にやっている生徒にとっては誠に気の毒なことだ。

まして今回の場合は、チームの実態がわからないままに言うのだが、山本が毎試合レギュラーとして出場していたのか、常にチームメイトと行動を共にしていたのかどうか。
おそらく芸能活動をしている山本であれば、時間のある時に参加するくらいのことではなかったのか。

山本の行為自体をかばうつもりはないが、チーム全体を解散させることにはやはり違和感がある。

チーム自体は立派なクラブチームとして活動している訳で、真面目に練習し、頑張っている選手も多いだろうと思う。
仮に常に寝食を共にして野球に没頭していた仲間であったとしても、チーム全体が活動できなくなるのはおかしい。男女の問題であれば、きわめてプライベートな部分の話だ。チームメイトがかかわれる部分は少ないだろう。
連帯責任を問える話ではないと思う。

球団としての遠征中だったこと、また他の選手もかかわっていたらしきことは報道で知っている。
しかし・・・。

萩本監督の発言は、山本に対して、お前がやったことは、それほど大変なことなんだぞ、というメッセージとしてはインパクトがあるが、客観的には妥当性を欠くと思う。
山本を除名して、球団としては更に精進していくのが正しいのではないか。

監督の発言に動揺し、落胆し、不安を感じている選手が多い筈だ。
監督として、その意味では配慮がない発言だと思うのだが。