フィギュアスケートGPシリーズ第4戦、フランス杯をテレビで見ていたら、前日のショートプログラムでトップに立っている韓国のキム・ヨナ選手が、フリーの音楽として、ヴォーン=ウィリアムズの「あげひばり」を使っていて、驚いた。
フィギュアスケートの音楽は、安藤美姫選手の「火の鳥」「シェエラザード」を始め、ラフマニノフのピアノ協奏曲など、ロシア系の音楽が使われることが多い。やはりドラマチックで聴きばえがする音楽は、スケートの演技も大きくうまくみせる要素があるからだろう。
それに比べると、この「あげひばり」、ヴァイオリンのソロ中心に奏でられる、基本的には静かな音楽で、ロシア系の音楽の対極にある。
それにもかかわらず、結果として、キム選手は、この音楽をバックにトップを守りきって優勝。
それにもかかわらず、結果として、キム選手は、この音楽をバックにトップを守りきって優勝。
安藤選手は、冒頭のジャンプの失敗が響いて、前日同様の2位にとどまった。ミスの後は持ち直しただけに残念。
しかし、この、クラシックリスナーにとっても、決してメジャーとは言えないこの音楽を、いったい誰がみつけて採用したのか。
キム選手本人なのか、コーチなのか・・・。
その点に非常に興味がある。知りたいものだ。
キム選手本人なのか、コーチなのか・・・。
その点に非常に興味がある。知りたいものだ。