このシンフォニー、華やかに開く大輪の花のような音楽だ。
端から端まで、本当によくできた曲だと思う。
端から端まで、本当によくできた曲だと思う。
しかし、音楽との相性というのは不思議なもので、この曲は、私としては、しばしば聴きたいとか、好きで好きで仕方がないとか、そういうポジションにない。
シューベルトのシンフォニーだったら、5番と「未完成」の方が、私にはよほど魅力的だ。
いい曲だと思うし、よくできている音楽だとも思っても、それが、生理的に自分にとって、毎日なくてはならない音楽ではない、ということもある。
不思議なことだ。
先日、自分でも演奏した、ドヴォルザークのチェロ協奏曲なども、私にとっては同じような存在だ。
女性でもそういうことってあるよね(突然、何だ?)。
文句のつけようのない美人が、自分にとって、最も魅力のある女性とは限らない・・・。
そういう話なのかな。
そういう話なんだと思う。