naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

三井住友銀行京橋支店が移転

それが何? と言われそうな話ですが(笑)。

昨13日(金)、会社の帰りに、楽譜のコピーを大量にするため、いつも行く京橋のFedExKinko’sへ。

天王洲アイルからモノレールで浜松町、浜松町からJRで新橋、新橋から銀座線で京橋。

Kinko’sは品川にもあるが、京葉線で帰る私としては、京橋店の方が便利なのだ。

京橋で地下鉄を下りて地上に上がったところに、三井住友銀行京橋支店がある。
週末でもあるし、ちょっとお金をおろしておこうと思ったら・・・。

あれ?
何か工事をやっている。右手の店舗も、左手のATMコーナーも。

貼り紙があるので見たら、3月16日(月)に別の場所に移転すると書かれている。

知らなかった。
そうなんだ・・・!
何とも言えぬ思いがこみあげてきた。

実は、この店舗には、並々ならぬ思い出があるのだ。

この店舗は、かつては三井銀行京橋支店だった。以後、太陽神戸三井銀行さくら銀行と変遷し、今は三井住友銀行

私の勤務先のメインバンクは三井銀行(現在の三井住友銀行)であり、本社の取引店舗がこの京橋支店だ。
私が今いる支店も、この店舗に口座を持っている。

31年前に入社して、初めて配属されたのが、本社の経理部財務課。
新人の仕事の一つに銀行まわりがあり、今ではメガバンクの時代だが、当時は都銀13行(※)と言っていた頃で、会社の近くのあちこちの銀行に行った。

当然に、メインバンクである三井銀行京橋支店には、一番足を運んだ。

私にとって、新人時代の思い出の一つとして、この店舗は非常に大きい。

窓口の女性行員の中に好きなタイプの人がいて、正月の営業開始日に行ったら、彼女が晴れ着を着ていて、ドキドキした、なんて記憶もある。名前は何て言ったっけ・・・。五十嵐葉子さんだったかな?(遠い目)

社員は、業務上の立替諸経費などの精算口座として、全員がこの店舗に口座を持つので、経理の仕事を離れてからも、個人としてATMは頻繁に利用しに来ていた。

そんな、この店舗が移転・・・。

まあ、統合閉鎖とかでないからまだいいとも言えるが、私にとっては、「この場所にある銀行」が思い出深いわけだから、やっぱり寂しさは尋常でないものがある。

それにしても、あの頃まわっていた店舗は、もうほとんどがなくなってしまった。
住友銀行八重洲通支店、富士銀行八重洲口支店、東海銀行八重洲支店、東京銀行八重洲通支店、北海道拓殖銀行京橋支店。

かつてそこに銀行があったことをもう多くの人が知らない、そこを通る時に、何とも言えぬさみしさを感じることがしばしばあるが、今回の三井住友銀行京橋支店は、私にとっては、きわめつけの事態なのである。

  ※都銀13行
     三井、第一勧業、住友、東海、三和、三菱、富士、埼玉、協和、北海道拓殖、太陽神戸、大和、東京