naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

1月場所千秋楽~白鵬が朝青龍を圧倒、一矢報いる

豊真将が頭から当たり、左を差して右おっつけで攻めようとしたが出られず、岩木山が巨体を利して寄って出た。豊真将は危なかったが、土俵際まわりこんでの突き落としで逆転。
豊真将は9勝したものの、課題はある。

阿覧は、光龍に突かせず、左右からきめて正面にきめだした。2ケタ。

栃煌山土佐豊は、微妙。立ち合い左四つ、互いに上手がとれない体勢から、土佐豊がまきかえてもろ差しになって出ると、栃煌山も右をまきかえ、まわりこみながら左上手投げ。白房下でもつれた。
軍配は栃煌山にあがったが、物言い。協議の結果、栃煌山の右足が先に出たとして、差し違えとなった。
しかし、土佐豊が前に落ちる際に左足の甲も返っており、この判定はどんなものか。取り直しが妥当だったと思う。

豊響が、過去1勝5敗と分が悪い若の里に完勝。敢闘賞に花を添える12勝目をあげた。いい当たりから、左右のおっつけで出足よく一気に押した。若の里は何もできず。


勝てば殊勲賞の豪栄道と、勝てば技能賞の安美錦の対戦は、来場所の三役復帰を賭けた一番でもあった。
立ち合い豪栄道が右を入れて左上手もとったが、安美錦は左をこじいれながら前に出て正面に寄り倒した。
今場所の豪栄道は、半端な相撲もあったし、今日の相撲を観ても、右四つ両まわしに手がかかりながら、そこからどうするというものが見えない。
一方、今場所は前に出る相撲が目立った安美錦。この一番の勝敗は、そのへんが出たと言える。

豊ノ島稀勢の里は、立ち合い稀勢の里が右上手をとり、もろ差しねらいの豊ノ島を、左からおっつけて出た。その後離れた相撲になり、両者よく動いたが、最後は稀勢の里が押し出して、三役復帰を決めた。しかし、序盤5連勝しながら2ケタに届かなかったし、中盤以降の内容を観ると、三役に復帰してもどうなのか、という感じだ。

鶴竜玉鷲は、鶴竜は踏み込み勝ってもろ差し、出足よく青房下に寄りきった。玉鷲は突けず。
鶴竜は7勝8敗、惜しい平幕落ちとなったが、今場所、いい内容の相撲もあったので、来場所のまきかえしに期待したい。

琴奨菊豪風は、頭で当たり合った後、豪風が左を差して右からおっつけて出ると、琴奨菊は何もできずに下がって、赤房下で土俵を割った。
鶴竜と同じく、小結で負け越しの琴奨菊だが、今場所は、みるべきところがなかった。どうしたことか。

把瑠都旭天鵬は、立ち合いすぐに右四つ。把瑠都は上手をとり、旭天鵬は上手がとれない。その把瑠都の上手も、よくある深いとり方でなく、脇を締めていい位置をとった。しかも把瑠都は頭をつけてじっくり構えた。しばらく出方をうかがった後、把瑠都が左からの出し投げで決めた。
これで把瑠都は12勝。相撲に進歩が見られたし、何より、未勝利だった横綱戦で初めて勝ったのも大きかった。
平幕で11勝、小結で12勝、関脇で9勝、12勝ときている。先場所の9勝が惜しいが、それでも、来場所は大関昇進に挑戦する場所になる。

垣添は、初めての三役そろいぶみ。負け越している平幕力士が三役そろいぶみに出るのは珍しいのではないか。
魁皇が必死の相撲。立ち合い相手の左をひっぱりこんで、垣添を止めたが、その後引きをみせて呼び込んでしまい、攻め込まれて危なかった。しかし、魁皇垣添の左かいなをたぐり、これが命綱とばかりに放さず、最後は西へ送り倒した。8場所ぶりの9勝目。何度も書いているが、大関としてはどうか、という気がする。

琴欧洲日馬富士は、立ち合い日馬富士が下から突き起こして東へ押し込んだが、琴欧洲は右手を日馬富士の左脇にあてがいながら寄り返し、右を入れてすくい投げ。今日の琴欧洲の相撲は非常によかった。こういう相撲をもっとコンスタントにとれればいいのだが。
日馬富士は、先手をとって攻め込みながら、そこから次の攻め手が出なかった。

結び、白鵬朝青龍は、朝青龍がつっかけて、2回目に立ち上がったが、今日は朝青龍が左上手をとりにいった。しかし、白鵬はすぐに右かいなを返してこれを切り、右を深く差して上手をさぐりながら出た。上手をとった時には、もう青房下土俵際まで寄り詰めていた。すごい出足だった。朝青龍は、右下手一本で必死にこらえたが、白鵬の腰の寄せ方がすばらしく、そのまま西土俵に追い込んで寄り倒した。
白鵬が一矢を報いた形となったが、結果としては星一つの差。終盤の連敗の内、どちらかがなければ決定戦だっただけに、誠に悔やまれる。
しかし、優勝云々は別にして、先場所までとは違う白鵬だったのは事実であり、心配だ。どこか悪いところがあるなら、しっかり治してほしい。
昨年、86勝もしながら、優勝は3回にとどまった。そして、今場所も優勝を逃した。やはり、もう白鵬の時代と言われながらも、無敵の時代を築くには、まだ何かが一つ足りないということなのだろう。

三賞

殊勲賞 把瑠都
敢闘賞 豊響
技能賞 安美錦

久しぶりの殊勲賞が出たのは何より。
今場所は、他には候補者はみあたらない。把瑠都豊響に複数の賞ということは考えられただろうが、まあこれはこれでいいだろう。

番付予想。

三役
     東     西
横綱 朝青龍   白鵬
大関 日馬富士  琴欧洲
大関 魁皇    琴光喜
関脇 把瑠都   豊ノ島
小結 稀勢の里  安美錦

幕内と十両の入れ替え

陥落は、翔天浪、栃乃洋光龍に引退の千代大海
昇進は、徳瀬川、磋牙司、隠岐の海春日王
東6枚目で2勝13敗の武州山も後がないが、十両に上がる力士がいないので、陥落は免れるか。強いて入れ替えとなると、将司を上げることになるだろう。

十両と幕下の入れ替え

陥落は、星風、妙義龍、十文字に引退の千代大海
昇進は、徳真鵬、黒沢、佐田の富士、中西。

今場所の優勝で、朝青龍もまだまだやれそうだという気がする。
来場所は、白鵬のまきかえし、そして把瑠都大関挑戦が見どころになる。