いやあ、昨日は大変でしたね。
首都圏の電車は、JRも私鉄も地下鉄もストップしてしまって。
mixiで、マイミクさんたちの書き込みを見ても、皆さん、それぞれに大変な思いをされたようです。
お疲れさまでした・・・。
めったにない経験をしましたが、その顛末。
結論を先に書けば、「予めわかっている天災の場合は、どれだけ早く行動を起こしても、早すぎることはない」。教訓でした。
昨21日(水)、総務部からの館内放送で、「台風が一番接近するのが夕方なので、遠方の方から順次帰宅して下さい」との通達があったのが、確か14時頃。
後から思えば、この時に、すぐに会社を出ればよかったが、周囲でもまだ仕事を続けている人が多かったし、待ってましたとばかりに退社するのが、何かはばかられるような気がして、別に急ぎの仕事があるわけでもなかったのだが、しばらくデスクから動かなかった。
会社を出たのが、15:20頃。
すごい雨風。
出て、何歩も歩かない内に、さしていたビニール傘が、突風で壊れた。
壊れた傘を頭上にかざしながら、何とか八重洲地下街に下り、地下街にあるローソンで、新しいビニール傘を買った。通常の傘は置いていなかった。
座って帰りたかったので、まずSuicaでグリーン券情報の読み込み。
で、列に並んだ。
今度来るのが、15:45の君津行き。これは、グリーン車の位置に結構長い行列。座れないかもしれない。
せっかく金を出したんだから、次の電車にしよう、と、15:55の上総一ノ宮行きに並んだ。
ところが間もなく、15:45の君津行きは、台風の影響で、武蔵小杉駅に止まっており、運転再開の見込みが立たない、とのアナウンス。
これでは、その次の電車で座って帰るなど、とても無理だ。
総武快速は断念。
これも断念。
あと、JR以外の代替路線としては、京成がある。
買ったビニール傘など、とても持たない感じだ。雨も激しく、傘が壊れたら、どうにもならない。
少し歩いてみて、これは無理、と断念。東京駅に戻った。
アナウンスによれば、有楽町と東京の間の架線に風で付着物があり、その対応をしているので、山手線も京浜東北線も運転を見合わせている、とのこと。
これもだめか。
ここまで、都度、妻には状況をメールで入れていたが、ここに至って、どういうわけか、携帯電話が「圏外」になってしまった。
東京のど真ん中、東京駅の、それも地下とかではない場所にいるのに、何で? という感じだった。これは、すぐ回復したが。
東京のど真ん中、東京駅の、それも地下とかではない場所にいるのに、何で? という感じだった。これは、すぐ回復したが。
うーん、どうする。
JRがだめ、東西線がだめ、となれば、あとはやはり京成しかない。
ここには、山手線と京浜東北線の電車がいた。いやよかった、と乗り込んだものの、この電車も、有楽町との間の架線付着物の影響で、運転を見合わせているとのアナウンス。
これもだめじゃん。
だったら、タクシーで京成上野まで行って乗るか。
表のタクシー乗り場へ向かう。
それが、16:40頃のこと。ここからが長かったわけです。
妻には、状況を再三メールで入れていたが、この時点で電話。
京成に乗るなら、上野より日暮里の方が、歩く距離が短くていい、と言われる。
京成に乗るなら、上野より日暮里の方が、歩く距離が短くていい、と言われる。
ただ、ここまでの経過を考えると、どの路線も順次動かなくなっている。
京成は、その時点では動いていたが、並んでタクシー待ちをしてから、日暮里まで行った頃には、動かなくなっている可能性もある。
京成は、その時点では動いていたが、並んでタクシー待ちをしてから、日暮里まで行った頃には、動かなくなっている可能性もある。
タクシーに乗るなら、やはり千葉方面。乗った時点の運行状況で、京成津田沼あたりまでタクシーで行って、後は電車、という方向で考えることにする。
強い風雨の中、車で移動することにもリスクは感じたが(実際、倒れた街路樹がタクシーを直撃したことを、後刻、ニュースで知った)、それ以上に、もはや電車には期待できない、という気持ちだった。
電車は止まることがある。しかし、時間はかかるにせよ、この行列で待ち続ければ、いずれタクシーに乗ることは、間違いなくできる。後は、地続きなのだから、家には近づくことができる。
電車は止まることがある。しかし、時間はかかるにせよ、この行列で待ち続ければ、いずれタクシーに乗ることは、間違いなくできる。後は、地続きなのだから、家には近づくことができる。
ということで、腹をくくった。
<続く>