naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

1月場所12日目

幕内前半戦で、玉飛鳥=大道、富士東=琴勇輝、隠岐の海=佐田の富士、宝富士=時天空と、4番物言い相撲。
一方的でない攻防があったということだが、もう1番、旭日松若の里も、物言いがついてもいい微妙な土俵際だった。

が右差し左おっつけから豪風を寄り切った。
西5枚目で6勝6敗は善戦と言える成績だが、今場所のこの人の相撲を観ていると、先に右を差しにいく手順が気になる。上位に行けば、今日のようにおっつけで攻めきることは難しくなる。身体があるわけでもないので、やはり左上手にもっと重点を置いた相撲を身につけるべきだろう。

妙義龍が、栃ノ心を破って7勝目。白鵬に勝っているだけに、この勝ちは殊勲賞に向けて大きい。
互いによく動いた力相撲だったが、相手充分の右四つにさせず、二本差されかかってもしのいだところに地力を感じる。

栃煌山旭天鵬は、昨年5月の優勝決定戦カード。
栃煌山にとっては、過去4勝12敗と苦手な相手だが、今日は二本入れることができたので、さすがに白星を手にした。
これがあの時に出ていたら・・・。

豪栄道は、安美錦に一気に押されて6敗目。2ケタがなくなった。
今日の豪栄道は、攻めがまったくなく、相手の押しに引く一方の最悪の内容。
NHKは、これで大関挑戦が白紙などと言っているが、そんなに大関を増やすこともない。確かに、豪栄道は三役に定着できるようになってはきたが、まだ大関をねらえるほど強さを感じさせる相撲ではないと思う。
時に器用さがマイナスに働くところがある力士だが、今日の相撲ももっと愚直にとっていたら違ったかもしれないと思う。

一方、こちらも2ケタ確保にもう後がない把瑠都は、過去16勝4敗と分のいい豊ノ島を、立ち会い左を差してつかまえ、寄り切って7勝5敗。踏みとどまった。

稀勢の里鶴竜は、稀勢の里が右から張って左差し。右からおっつけて、珍しく走って出た。鶴竜が右から突き落とすと稀勢の里の体も飛んだが、鶴竜も余裕はなく軍配は問題なく稀勢の里。物言いがつくような相撲ではなかった。
安定感のある相撲とは言えないが、ともかくも横綱戦を前に2敗を守った。

このまま両横綱が勝ち進んで、千秋楽の対戦になるだろう、というのが大方の予想だったが、白鵬が先に星を落とす意外な結果となった。
立ち会い、琴欧洲が先に左前まわしをいい位置でとった。
一方の白鵬は、作戦ミスだろう。今場所は、立ち会いの左上手が安定して早くとれていたのだから、今日もその立ち会いをすべきだったが、何故か先に右を差して左もねじこんでもろ差しねらい。
しかし、琴欧洲にいい上手をとられたので、思い通りにはいかず、そこからが白鵬には信じられないような相撲。
昨日の琴奨菊戦では、一旦右四つから敢えてふりほどいて突きに出て、左四つに組んだ後、まきかえてのもろ差しという流れだった。本人にしてみれば、自在な取り口というところだろうが、観ていると、やや無駄な動きが多いとも思われた。
相手が琴奨菊同様、星の上がらぬ大関ということで、あるいは調子を下ろしたか。
もろ差しが果たせぬとみて突き放そうとしたが、琴欧洲はがっちり前まわしをとってそれを許さない。次の瞬間、強引なはたき。いつもの白鵬にはありえない、雑な相撲だった。
引きで相手を呼び込む形となった時には、後ろに土俵はもうなかった。
相手の髷に手が入っていたようにも見えたので、仮にそのはたきが決まっていても、反則負けをとられたかもしれない。

結び、日馬富士は、昨日痛そうにしていた左足首がどうかと思ったが、琴奨菊を突き起こしておいてのはたきで難なく転がした。
左足をあまり前には出さず、負担がかからないようにした相撲のように見えた。

全勝 日馬富士
2敗 白鵬稀勢の里、高安

久々の東京場所での優勝に意欲を見せていた白鵬だが、自力で追いつけない星2つの差は大きい。千秋楽までに日馬富士が星を落とすことが、まったく考えられないわけではないが、日馬富士が相当優位に立ったことは間違いない。