naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~ブルックナーを初めて全曲通し

午前は運営委員会~来年春の定期演奏会のメイン曲を検討


午前は、月1回の運営委員会。

来年5月の定期演奏会のメイン曲検討が、主要議題。

前回までに挙がった多数の候補曲について、あれこれ討議。
セクション、パートによって色々事情も異なり、意見や希望も様々。

この演奏会の位置づけ、コンセプトをどうするかについても議論。

その結果、アンサンブルの基礎固めができる曲を中心に構成し、オケとしてのレベルアップを図ることを、選曲の前提に置く旨、合意。

以後、それを踏まえて討議して、候補を3曲に絞り込んだ。

シューマン交響曲第4番。
フランクの交響曲
ドヴォルザーク交響曲第7番。

偶然だが、全部ニ短調だ。

来月の運営委員会でメイン曲を決定し、その後、前プロ、中プロの検討に移る。

(浦安オケで過去に演奏したことがあるのは、ドヴォ7だけ。他は初めてとなる。個人的には、フランクは大学オケ時代に1回、ドヴォ7は浦安以外も含めて3回経験しているが、正直、どちらもそう面白くなかった。シューマンは弾いたことがない)

昼食は、アトレの和幸で、ひれかつかりー。

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午後は合奏~曲順に全曲


日 時 : 2013年5月19日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : トレーナーN先生
内 容 : 合奏
曲 目 : ドン・ジョヴァンニ、パリ(1~3楽章)、ブルックナー(1~4楽章)
弦人数 : 9・10・6・7・3
弓の毛 : 1本(ブルックナー1楽章)

午後の合奏の指導は、先週に続いてトレーナーのN先生(午前に選曲をした来年5月の定期演奏会では、本番指揮をお願いしている)。

トップのSさんが都合で欠席のため、代奏。今季2回目だ。
前回はボロボロだったが、今回はそれよりはマシだったか?

今日の合奏は、本番通りの曲順。
これまでは、必ずブルックナーが先でモーツァルトが後だった。モーツァルトから始まるのは、初めてだと思う。

まず、「ドン・ジョヴァンニ」序曲から。

モーツァルトが先なので、モーツァルトらしい音で」と、N先生。

通し演奏。
モーツァルトらしい音が出たかどうかについては、「健康診断で言えば、ところどころ数値に異常があるような感じ(笑)」とのこと。
コレステロールが高かったり、血圧が高かったり、ということか?

以後、返し練習。

序曲の後に練習した、交響曲第31番「パリ」ともども、何度も何度も言われたのは、「軽く演奏すること」だった。

「パリ」は、1楽章から3楽章まで順番に。

N先生のお話によると、この曲は、パリの聴衆を想定して書かれた曲であり、当時の流行をとりいれるなど、客受けをねらったしかけがしてあるのだそうだ。

当時のパリの聴衆は、ファンファーレ的な音響を好むところがあったので、1楽章に何度も出てくる、楽章冒頭のファンファーレだとか、3楽章が始まってしばらくしてのトゥッティの爆発などを用意したとのこと。
その3楽章では、トゥッティの爆発までの小節数を、1回目と2回目で変えているのは、聴衆向けのモーツァルトのいたずら。

また、当時、マンハイムに、光GENJIのようなアイドル楽団があったらしいが、その楽団が、pからクレッシェンドでfに持っていく音楽(「マンハイム・ロケット」と称する)が受けていたので、そういうダイナミックもとりいれているという話だった。
(光GENJIはちょっと古いかな?(笑) N先生、とてもお若いのだから、キスマイとまではいかなくても、せめて関ジャニくらいにしてもらった方が)

モーツァルトでは、スラーが書いてある時には何かある、との注意があった。スラーをつけているところは、その先まで長いフレーズで考える必要があるそうだ。

休憩の後、ブルックナーの4番。

「全曲を通します」とN先生。

これまで、一度もこの曲を楽章順に通したことがないので、今日それを経験してみて、全体のスタミナ配分などを考えてほしい、とのこと。

崩壊しない限り通します(笑)、との話で、1楽章から。

幸い、崩壊することはなく、通った。まあ、本番2週間前だから当然と言えば当然だけどね。

でも、確かに、うーん、全部弾くとこうなのか、とは思った。
大変な曲だね、やっぱり。

チャイコフスキーのような疲れ方はしないが、精神的には結構ハードだ。

最後、少し残った時間で4楽章の返し。これまでの合奏で、あまり練習する機会がなかった練習記号Qから曲尾までを、団員からのリクエストで返していただいた。

N先生、ありがとうございました。来年春は、本番指揮者としてのご指導を、またよろしくお願い致します。

来週は、土曜日、日曜日の連日、ホール練。本番会場で、本番指揮者の練習となる。

※練習往復に聴いた音楽
    リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲、序曲「ロシアの復活祭」、シェエラザード
       マゼールクリーヴランド
    ワーグナー 「ワルキューレ」第1幕
       クナッパーツブッシュウィーン・フィル
    ブルックナー 交響曲第4番
       ケルテス=ロンドン響
       アーノンクールロイヤル・コンセルトヘボウ
    フランク 交響曲
       小澤征爾=ボストン響