naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~本番1週間前、朝から夜まで長い1日

バレエ公演に向けてピット確認


10日(日)はホール練。

10:00集合。

まず、来年7月のバレエ公演に向けて、ピットの確認。

前列の座席が撤去され、ピットにあたる部分がステージ面まで上がっている。

ここに、想定される配置案に従って、椅子を並べてみる。

「くるみわり人形」なので、特殊楽器や打楽器が多い。

ピット面を客席の高さまで下げたり、本来の深さまで下げたり、1時間以上かけてあれこれやってみたが、ちょっときつそうだ。
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とりあえず状況はわかったので、これをもとに幹部がバレエスクール側と協議するとのこと。

引き続き、合奏に向けて舞台セッティング。
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トレーナーによるヴィオラ分奏


日 時 : 2013年11月10日(日) 13:00~14:00
場 所 : 浦安市文化会館リハーサル室
指 導 : トレーナーK先生
内 容 : ヴィオラ分奏
曲 目 : 悲愴(1楽章)
出 席 : 5人 
弓の毛 : 無事

午後は、まずトレーナーのK先生の指導で、ヴィオラだけの分奏。

午前中から、チェロとコントラバスが分奏指導を受けていたが、それが終わったところで、ヴィオラもみていただいたらどうか、とインペクからの提案があったもの。

ヴィオラだけでトレーナーの指導を受けるのは初めてだ。

インペクからは、ヴィオラが目立つ、チャイコフスキー「悲愴」の1楽章冒頭部の音程をみてもらうようにと言われていたので、その部分に絞って指導していただいた。

K先生は、いつも音程には厳しい。

僅か5人の分奏の上、表裏に分かれているので、非常にこわい。

1人ずつ弾かされる場面が多かった。うー。

順番に1人ずつ、というと、子供の頃に予防接種の順番を待って並んでいた時の気分(笑)。

でも、そういう稽古をつけてもらった分、この後の合奏ではその成果が出せそう、という気持ちにもなる。

短時間だったが有意義な分奏だった。

本番1週間前のホール合奏


日 時 : 2013年11月10日(日) 14:30~20:30
場 所 : 浦安市文化会館大ホール
指 導 : 本番指揮者Y先生
内 容 : 合奏
曲 目 : コンチェルト(1~3楽章)、魔笛、コンチェルト(1~3楽章)、悲愴(1~4楽章)、アンコール曲、
      魔笛、アンコール曲、悲愴(1・4楽章)
弦人数 : 15・12・10・7・6
弓の毛 : 1本(悲愴3楽章)

さて、ホールに移動して、夜までの集中練習。

まず、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番から。

1楽章から順に3楽章まで、返しながらの練習。

休憩の後、全曲の通し練習に移った。

曲順に、まず、モーツァルト魔笛」序曲。

個人的には、このモーツァルトには何か気分的に乗れなかった。何故かな。

今回のホール練は、打楽器がなかったのだが、その違和感がちょっとあったかもしれない。

引き続き、再びコンチェルト。今回もソリストとの合わせ。

1楽章から3楽章まで。

少々苦手なこのコンチェルトもこの日2回目。だいぶ曲にも慣れてきたかな、と思っていた矢先、3楽章でやってもうた・・・。

366小節目で、入りそこねた(汗)。
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3楽章は嫌なところが多々あるが、ここはその最たるもの。管と弦のかけあいの後、入るタイミングがどうしてもつかめない。

入ってからは、ヴィオラが主役だし・・・。

まあ、本番前にやらかしたからよかったとすべきか。少なくとも、入りそこねても何とか途中で持ち直せることがわかった(笑)。

休憩をはさんで「悲愴」。

1楽章から順番に。

1楽章冒頭部分は、先刻分奏で鍛えてもらったところだが、うーん、今一つかなあ。

もうちょっと何とかしたい、という感じだ。

3楽章は、先を急ぐパートもあって、オケ全体としては何かバラバラだった。これも打楽器があると違ったかもしれないが。

そして4楽章。

この楽章も弾いていて、何か違和感があった。

先々週、先週と、小学校の狭い音楽室での合奏だったのが、一転してホールでの合奏になったからだと思う。

何か、一所懸命弾いていても、ホールの空間を響きが満たすに至らないように感じられ、もどかしさがあった。

さらにアンコール曲の練習。

ここでまた休憩。

Y先生から、弦がもう少し客席寄りに出た方がいいかもしれない、というお話があり、そのように移動して、返し練習。

まず、「魔笛」。

「軽く、楽しい音で」と指示。

再度アンコール曲。回数を重ねてだいぶ慣れてきた。

4回目の休憩の後、「悲愴」。

まず1楽章から。

この時の序奏後のアレグロ部分は、ヴィオラ、がんばったかな?

分奏の成果があったかも。

それにしても、毎回思うが、この1楽章は挑戦し甲斐のある音楽だ。

私には、この楽章は何か長い物語のような感じがする。

最後に4楽章。

先刻感じた違和感は解消。前に出たのがよかったか。

まだ、全体のアンサンブルが崩れるのでは、という不安は残っているが、何とかがんばりたい。

さあ、いよいよ残るはGP、本番のみ。

6月から練習に取り組んできたが、もう本番か、早いなあ、という気がする。

やり甲斐のある「悲愴」を弾ける回数がもう残り少ないのが、さみしい。もうしばらく楽しみたい気がする。

ま、とにかく長い1日だった・・・。

※練習往復に聴いた音楽
    ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
       グールド=バーンスタインニューヨーク・フィル
       R.ゼルキン小澤征爾=ボストン響
       ギレリス=セル=クリーヴランド
    SPEED 4COLORS