「YOU」に不定期連載されていた、「ぽっかぽか」(深見じゅん)が、3月15日発売の最新号で最終回を迎えた。
買ってはあったものの、読みそびれていて、今日やっと読んだ。
表紙には、「連載28年 感動のグランドフィナーレ」とある。
28年ということは、1987年からの連載になるのか。
その頃は、たぶんまだ「YOU」は読んでいなかったかもしれない。
田所一家のほのぼのストーリー。
きれいごと、と言えばきれいごとの世界とも言える。
こんな夫婦、こんな家族が現実にいるわけはない、と思ったりするが、現実の世界は違うからこそ、そこにくりひろげられる世界が大切に感じられるのも事実。
これまでも、読んでいて、何度となくほろっと涙させられてきたものだ。
常に深いものがそこにあった。
最終回は、グランドフィナーレ、という表紙の言葉とは裏腹に、特別なことは何もない、いつもの物語だった。また次回があってもおかしくない内容。
よそから引っ越してきた家族。母親は子供との間でちょっと問題を抱えているが、麻美始めママ友たちのおかげで救われる。
これまでも何度もあったような気がするストーリーだった。
28年経っても、あすかちゃんは幼稚園生止まりだったね(笑)。「釣りバカ日誌」の鯉太郎もそうだけど。
連載終了の理由は聞き及んでいないが、田所一家ともう会えないのは、やはりさみしい。
この最新号、「ぽっかぽか」の「春夏秋冬一筆箋」が、付録についていた。
深見じゅんさん、ありがとう。