naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「ORCHESTRA 65+」ワークショップに参加

半月ほど前、大学オケの先輩であるS氏から、大学オケOBにメールが配信された。

11月に、池袋の東京芸術劇場で開催されるワークショップに参加しないか、というお誘いであった。

添付の資料を見てみると、このワークショップは、S氏が勤務する音楽事務所が主催するもので、青少年教育プログラム「エル・システマ」の理念に共感して行われるそうだ。

テーマは、「50歳からの!12時間でシンフォニーに挑戦しよう!」。

50歳以上の楽器未経験者を対象に、楽器を無料で提供して、1日4時間の練習を3日間行い、最終日には、ベネズエラから来日するユースオーケストラと一緒に演奏するのが、ワークショップの柱。

今回、大学オケOBに声がかかった「ORCHESTRA 65+」というのは、その一環として招集されるもので、65歳以上で現に演奏しているベテランが集まって、ワークショップの受講者の前で演奏を行う。

65歳以上のベテランの演奏をお見せすることで、受講者の方々の意欲につなげるのが目的とのこと。

そして、最後には、前記の、受講者とユースオーケストラの合同演奏に、我々も参加することになる。

企画趣意としては、高齢化が進む日本において、定年退職後の生きがいの一つに音楽を位置づけたい、とのことだ。

エル・システマは、青少年のための教育プログラムだが、高齢者が、地域に根ざした持続的な活動として合奏を行うことが、日本の高齢社会問題解決の一助となるのではないか、とされている。

さらに、将来的には、地域ごとにシニアオーケストラが組織され、自治体や企業、大学やホールなどのレジデントオケになることも想定しているとのことだ。

何とも遠大な構想だが、ここに掲げられている理念には、60代になった私としても、大いに共感するところだ。

ワークショップでの演奏は、平日の夜ということで、間に合うように池袋に行けるかどうか、不安もあるが、申し込んだ。

現時点での参加者リストを見ると、大学オケの先輩、後輩が何人かいる。また、元浦安オケの団員も。

マチュアばかりでなく、管楽器には元プロオケの方も数人おられる。

下は56歳から上は77歳まで。

初めての方々との一発オケ、楽しみだ。