naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

チャイコフスキーの交響曲について発見

昨5日(金)からの出張、新幹線の車中で、チャイコフスキーの1番から3番のシンフォニーをウォークマンで聴いた。

なじみの薄い曲なので、今回は、スコアを鞄の中に入れておき、それを見ながら聴いた。

4番から6番の3曲に比べて、知名度も人気も格段に劣ると思われる、これら3曲が、充実した立派なシンフォニーであることを、再確認できた。

ところで、その過程で、一つ発見。

全曲の終わり方についてだ。

1番から6番の6曲の内、静かに終わるのは6番だけ。最後に残るのは、チェロとコントラバスだ。

残りの5曲は、トゥッティの強奏で終わる。

さらに言うと、短く音を切るのが、1番、5番。

2番、3番、4番は、フェルマータで長く音を延ばした末に終結する。

発見というのは、この2番、3番、4番の音の延ばしが、すべて単音であって和音でないことだ。

これは、今回スコアを見ながら聴いていて、初めて知った。

2番は、cのユニゾン

3番は、dのユニゾン

そして、4番は、fのユニゾン

そう言えば、確か、「白鳥の湖」の最後も、hのユニゾンだったような記憶がある。

チャイコフスキーの好みということなのだろう。

ベートーヴェンのシンフォニーの終わり方についての過去記事
    意外じゃありませんか
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/41888334.html