午前中の運営委員会では、来年の定期演奏会の選曲などについて話し合った。
午後は、合奏。
弦のメンバーで、早く来られる人は、来て下さい、と団長からメールで招集がかかった。
実は、来週、「浦安ユースオーケストラ」が発足する。
ユースオケが使う楽器が届いたので、みんなで手分けして、弓にロージンを塗って、チューニングをしておいてあげる、という作業の呼びかけだった。
我々の練習会場は、ユースオケの楽器の保管場所でもあるのだ。
早めに行ってみると、既に、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの団員が、あちこちに車座になって、新品の楽器を出して作業中。
作業が無事終わったところで、合奏開始。
日 時 : 2016年6月26日(日) 13:30~17:00
場 所 : 市内中学校武道場
指 導 : 本番指揮者S先生
内 容 : 合奏
曲 目 : シューマン(1~4楽章)、ベートーヴェン(4・3・2・1楽章)
弦人数 : 5・6・7・5・3
弓の毛 : 無事
場 所 : 市内中学校武道場
指 導 : 本番指揮者S先生
内 容 : 合奏
曲 目 : シューマン(1~4楽章)、ベートーヴェン(4・3・2・1楽章)
弦人数 : 5・6・7・5・3
弓の毛 : 無事
先週に引き続き、本番指揮者S先生の指導による合奏。
まず、シューマンの4番から。
1楽章から4楽章まで、順番に練習した。
先週は、譜読みだったが、2回目の合奏となる今日は、S先生の指導も細かく、早くも練習が本格化したと感じた。
S先生の「各楽章の基本方針」が、ひと通り伝達された。
シューマンが終わったところで、休憩。
こちらは、4楽章から、逆順に練習した。
相当丁寧に練習したので、最後の1楽章は、時間がほとんどなくなってしまい、冒頭から提示部の終わりくらいまでを通した程度で終わった。
しかし、この1楽章、先週以上に速いテンポだ。本番では、これくらいにするとのこと。
2回弾いてみて思ったのは、やはりシューマンは、オケの楽譜として特殊だということだ。
何と言うか、他の作曲家のオケ曲では出会わない、自然でない音符、無茶な音符がある。
一方、ベートーヴェンだって、ずいぶんきつい音符を書く。耳が不自由だったこともあって、自然でない、無茶な音符があるのも確かだ。ただ、シューマンに比べると、オケで弾く者のことを、心得ていてくれている、と感じるものはある。
やっぱりどこか違うんだよね。
以前、「ライン」を弾いた時から、再三再四書いている、きざみのきつさについては、この4番も同じだ。
見た目には同じなんだけど、シューマンの場合、旗2本、3本、4本で書き分けられているきざみが、決して必然の区別とは、私には思えない。一方、「エロイカ」の最後については、「きつかろうと無理だろうと、どうしてもこうきざんでくれ!」という、ベートーヴェンの声が聞こえる気がする。
シューマンの場合は、やはりどうしても、「ピアノで発想したものを、オケのパートに置き換えた」って感じが伴うように思う。
そして、ベートーヴェンの無茶な音符は、同じ無茶でも、オケというものを心得て書いてくれている、と思える。
そこの違いを感じる。
さらに言えば、先日まで悪戦苦闘したチャイ4。チャイコフスキーの場合は、論理的に緻密に書かれているので、基本、肉体労働であるし、あの4番などは、非情なまでに過酷な音符ではあるが、あれだけ整然とした説得力ある音符の前では、大変だけど、弾きましょう、弾かざるを得ませんね、と言うしかないものがある。
つまり、きつさに挑もう、きつさを超えようとする気持ちになれるかどうか。やり甲斐の度合いの違い。
私には、シューマンのシンフォニーに対して、まだやり甲斐、挑戦意欲を感じることができない。シューマンのピアノ曲だったら、難しくても弾いてみよう、と思うものがあるのではないか、と推測するのだが。
(中学校の頃ですが、「子供の情景」を弾いたことがあります)
(中学校の頃ですが、「子供の情景」を弾いたことがあります)
来週は分奏。その翌週は、またS先生の合奏となる。