naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「リング」これから

新国立劇場での「ニーベルングの指環」、2年がかりでともかくも全部観た。

「リング」には、高校の頃から関心を持ちながら、レコードを持つこともないまま時が過ぎ、50代になってやっとカラヤンの全曲盤を買った、という奥手である。

今回の実演経験、それに向けた勉強を通じて、やっとのことで、夥しい登場人物の関係が何とか頭に入り、四部作を通じたストーリーも少しわかった、というレベルだ。

さて、これから。

今のレベルを下げず、作品をもっと深く知る努力を続けたい。

その1 本

今年に入って買った2冊。

ニーベルングの指環」教養講座 山崎太郎著 アルテスパブリッシング

ヴァーグナー 西洋近代の黄昏 樋口裕一著 春秋社

いまだじっくり読むに至っていないが、さしあたりこの2冊を。

その2 CD、DVD

CDは、カラヤンレヴァインを所有している。

もう1組、どうしても手に入れたいのが、ショルティ盤だ。

学生時代、友人と、「リングを買うなら誰の盤か」とたびたび議論したが、その時の本命は、ショルティだった。録音のよさ、擬音効果も含めた「レコード芸術」としての価値。ライトモティーフ集がついていること。

やはり、レコード録音史上不滅の意義を持つという、ショルティ、カルショウのこの盤を、一度聴きたいと思う。

現時点では国内盤は出ておらず、アマゾンなどで探すしかなさそうだが。

DVDは、レヴァインを所有している。

まずは、これを一度じっくり観るようにしたい。いっぺんには無理だから、何回かに分けて。

このシェンクの演出は、オーソドックスなものとして、初心者向きと言われていることから買った。

ただ、別のプロダクションの映像も観てみたいものだと思う。

候補として考えているのは、いずれもバイロイトの公演だが、あのシェロー演出のブーレーズ盤、もしくは、クプファー演出のバレンボイム盤。

これらも、現時点ではいずれも国内盤は出ていないようだ。まあ、レヴァインをちゃんと観てからで良いのだが。

その3 実演

そして、遠からず、また実演にふれる機会があれば、是非と思う。

会社をリタイアした後、バイロイトに行けたら、と思うが、夢物語かな。私のレベルの者が行くのはもったいないか。