「リング」には、高校の頃から関心を持ちながら、レコードを持つこともないまま時が過ぎ、50代になってやっとカラヤンの全曲盤を買った、という奥手である。
今回の実演経験、それに向けた勉強を通じて、やっとのことで、夥しい登場人物の関係が何とか頭に入り、四部作を通じたストーリーも少しわかった、というレベルだ。
さて、これから。
今のレベルを下げず、作品をもっと深く知る努力を続けたい。
その1 本
今年に入って買った2冊。
「ニーベルングの指環」教養講座 山崎太郎著 アルテスパブリッシング
ヴァーグナー 西洋近代の黄昏 樋口裕一著 春秋社
いまだじっくり読むに至っていないが、さしあたりこの2冊を。
その2 CD、DVD
もう1組、どうしても手に入れたいのが、ショルティ盤だ。
やはり、レコード録音史上不滅の意義を持つという、ショルティ、カルショウのこの盤を、一度聴きたいと思う。
現時点では国内盤は出ておらず、アマゾンなどで探すしかなさそうだが。
DVDは、レヴァインを所有している。
まずは、これを一度じっくり観るようにしたい。いっぺんには無理だから、何回かに分けて。
このシェンクの演出は、オーソドックスなものとして、初心者向きと言われていることから買った。
ただ、別のプロダクションの映像も観てみたいものだと思う。
これらも、現時点ではいずれも国内盤は出ていないようだ。まあ、レヴァインをちゃんと観てからで良いのだが。
その3 実演
そして、遠からず、また実演にふれる機会があれば、是非と思う。
会社をリタイアした後、バイロイトに行けたら、と思うが、夢物語かな。私のレベルの者が行くのはもったいないか。