naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

【ネタバレご注意】2018.5.19 小田和正函館アリーナ公演<3>

最初の曲が「会いに行く」、3曲目が「こころ」であることは、熊本でのツアー初日の翌日、スポニチの記事で知ってしまっていた。「めざましテレビ」でも、テーマソングの「会いに行く」から始まった、と軽部(真一)さんが言ってた。こういうのはやめてほしいなー。

「愛の中へ」のキーがCだった。前もそうだったっけ。

「今はタイアップで、依頼されて書くことが多いが、昔はひたすら自分のたまに曲を書いていた。次に歌うのもそうした曲の一つ」、と紹介されたのが、「愛の唄」。個人的にも好きな曲だが、思えば「あの日あの時」には選曲されていないんだな。

今日のピアノはヤマハ。歌詞が出るモニターが置かれていた。

「ご当地紀行」は、大雨の中でのロケ。小田さんいわく「ご当地紀行史上最悪のコンディション」。

「time can wait」は久しぶりだ。手元ですぐセットリストが確認できる一番古いツアーは、1997~98年の「THRU THE WINDOW」だが、そこまでさかのぼっても、ない。
ただ、今回のツアーグッズ、スポーツタオルとキーホルダーに「Time Can’t Wait」「Time Can Wait」の文字があしらわれているので、おそらく歌われるだろう、と予測はしていた。

「ラブストーリー・・・」は、例のギターの「チャカチャーン」ではなく、初めて聴く弦中心のイントロだった。

「この道を」の後のMCでは、「これまでのコンサートでは、いつも歯切れの悪いコメントばかりしてきた。でも、万一嘘になっても構わないんで、約束して帰ろうかと」との言葉。本編最後の「君住む街へ」が歌われた。

アンコールの最初は、「NEXTのテーマ」。この曲は、やはり(大間)ジローさんのドラムが思い出される。木村(万作)さんのドラムが劣るというわけでは全然ないのだが。

アンコール2曲目の「またたく星・・・」では、前回のツアーで初めて導入された、バルーンの投入。ステージ近くのアリーナなので、何度かトスする機会があった。

セカンドアンコールの最後は、前回のツアーでも歌われた、いまだ曲名が定かでない、「また会える日まで」という言葉が入る、全員で歌うアカペラ曲。

さて、2年ぶりのツアーに初参戦。

熊本、静岡に続く3箇所目、5公演目と、まだ序盤のこのライブ、私には、小田さんに元気が感じられなかった気がした。

昨年、古希70歳となって初めてのツアーということを、こちらが気にしすぎているのかもしれないが・・・。

走る場面、客席に下りる場面が、これまでのツアーに比べて極度に少なかったのは事実。

また、何と言うんだろう、小田さんを見ていて「老人」という感じがしたのだ。今回、いつになく近い距離から小田さんを見ることができる席だったが、70代となった小田さんその人の肉体を間近に見たことで、そう感じた面があるかもしれない。

「ご当地紀行」での小田さんはいつも通りだったが、生のパフォーマンスの空間での小田さんからは、伝わってくるエネルギーのようなものが、これまでと違ったように思えた。

以下は、ますます当の小田さんには失礼になることを承知で、個人的印象を正直に記す。

あまり走らないなどの動きは、どこか大事をとっているように感じられた。また、やろうとしていることと、それが実際のパフォーマンスに直結しているかという点で、どうなのか、とも思えた。開催中の五月場所での、安美錦の相撲ぶりをふと思い出した。思うような結果にならない相撲が増えたところに、自身、限界を感じていないだろうか、と懸念しながら毎日の相撲を観ているのだが、ふとその安美錦が重なって見えた。

晩年に来日した姿に接した、カール・ベームなど、クラシックで何人も見てきた「老巨匠」という言葉も、思い浮かんだ。

ツアーは始まったばかり。次の7月の横浜でまた会える小田さんのパフォーマンスを確かめたい。楽しみに待とうと思う。

さて、会場を出て、函館駅方面へ向かうには、路面電車、バス、タクシーとあるが、シャトルバスが見えたので、乗ることにする。

バスの上部には、ツアーロゴが。

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21時半頃、松風町で下車。

その脇を、路面電車が走って行ったが、行き先表示の左端に、「あの日あの時」のジャケットを示す絵が。

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夕食をとる店をさがして入り、食べて出た後、「ご当地紀行」に出てきたファミリーマートに寄って、ホテルに戻った。