昨20日(月)、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールからメールが届いた。
「主催公演中止等のお知らせ」という内容で、5つの主催公演、3つの共催公演を中止することと、3つの主催公演の発売延期が書かれていた。
その、中止となる共催公演の中に、チケットを買ってあった、イリーナ・メジューエワの演奏会が含まれていた。
今年2月、J:COM浦安音楽ホールで、初めて彼女のリサイタルを聴いた。
とてもすばらしい演奏会だったので、またこのピアニストを聴きに行きたい、と妻と話し、調べたところ、ベートーヴェン生誕250年の今年は、ソナタ全曲演奏会が行われることがわかった。
東京文化会館とびわ湖ホールで行われるとのことで、検討の結果、びわ湖ホールに行くことにしたのだった。
4月18日(土)、6月6日(土)、9月26日(土)、11月7日(土)の4日間、それぞれ、午後と夜に2回ずつ、都合8回の演奏会で、32曲が演奏される予定だった。
この中の、11月の分のチケットを買ってあった。
午後が、13番、14番、18番、27番。夜が、30番、31番、32番だった。やはり、最後の3曲は聴きたいということで、この日にしたのだった。
楽しみにしていたのだが、昨日のメールでは、8回の演奏会すべてが中止とされていた。4月の分は、先に中止となり、来年3月に振替公演が設定されていたようだが、それも含めて中止とのこと。
今回のびわ湖ホールのメールで、中止や発売延期とされた公演は、多くが8月までのものだった。そんな中、このメジューエワのベートーヴェンについては、9月、11月、さらには来年3月までもが中止になったので、そんな先のものまで、とちょっと驚いた。
ピアニストとしては、全曲チクルスである以上、改めて8回の演奏会を設定したいということなのだろうか。
残念だが、やむを得ない。またの機会を待ちたい。
それにしても、このところ、演奏会中止による払い戻しばかりで、懐が温まるばかりだ。
これで、チケット購入済みの演奏会は、一つだけになった。7月19日(日)のチョン・ミョンフン=東京フィルである。果たしてこれはどうなるか。
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