今しがた、「カムカムエヴリバディ」の最終週を観た。
できるだけ早く観たかったのだが、放送終了後は、週末の旅行等が続いて、結局この連休になってしまった。
いやー、号泣もんでしたね。
アニー・ヒラカワ(安子)は上白石萌音に演じてもらいたかったという見方も少なくないだろうけど、森山良子の人選には制作側の意図があったと聞く。少なくともラジオでの告白場面はとてもよかった。
親子3代の物語ではあるが、結局は、「るいの物語」だったという印象がある。
深津絵里の演技の見事さは言うまでもない(最終週で言えば、ラジオでアニーの告白を聞いている場面、「サニーサイド」を歌っている場面での細かな表情は稀有のものだった)。しかし、上白石萌音、川栄李奈もほんとによかった。
「めちゃイケ」に出ていた頃の川栄を知っている者としては、ひなた役のこの好演に驚く。
それにしても、藤本有紀さんのストーリー作りの見事さにはうならされっぱなしだった。
「たちばな」の再建も、ひなたの初恋も、最終回に見事に伏線が回収されたし。
DVDを揃えて最初から観直すに値する作品だ。朝ドラでここまで思ったことはこれまでない。
放送時間、放映期間にとらわれないディレクターズカット版が作られないものだろうか。