会社生活から離れてのもう1つの課題は、「歩くこと」だ。
毎日の歩数を記録する習慣はもう30年以上続けている。
自分の健康データで日常気にしているのは、やはり体重である。
N社(京橋)在職中は、1日1万歩歩くことも決して珍しくなかった。
通勤往復だけで5,000歩は稼げたし、社内をかけずりまわる仕事が多かったので、それくらいは歩いていた。
4年前に、A社(西新宿)、B社(三軒茶屋)の監査役に転じてからは、歩数が著しく減った。
1つは通勤ルートが変わり、家から最寄り駅、会社最寄り駅から会社、そのいずれもバスを使うようになったので、この場面で極度に歩かなくなった。
加えて、監査役の仕事というのは、監査時の出張は別だが、自席にいても、社内各所との行き来がほとんどない。隣にいる同僚の監査役とすら、会話をせずに終わる日も珍しくない。とにかくデスクに座ったままなのだ。
そのようなことで、仕事以外に何か寄り道でもしない限りは、5,000歩とか6,000歩とかが普通になってしまった。
N社時代の半分かもうちょっとというところだ。
その結果、体重については、N社時代に比べて増えた。入浴前には必ず計量しており、1キロ程度の増減は常にあるが、大まかに言ってN社時代よりは3キロ程度増えている。
これについては、在職中から意識しており、リタイアしたら通勤もなくなるし、「歩く時間」を作らないといけない、と考えていた。イメージとしては、1時間程度のウォーキングである。
実際リタイアしてどうなったかというと、できずにいる。
何しろ暑い、というのが理由ないしは言い訳である。
今の季節、歩くなら早朝しかないので、早起きするかな、と思いつつ、実行には至っていない。
現状では、どこかに出かける用事がない場合、行動範囲はせいぜい近所のコンビニ程度。ここに1往復したところで、3,000歩には届かない。そういう日も少なくない。
結果、体重が在職中より増えたという状況にはないのはまだ幸いだが、N社時代の水準に戻すにはほど遠い。
健康診断などでは、身長から算出される標準体重に比べれば、20キロは多すぎると言われている。果てしなく遠い目標だ。
とにかく「一歩」を踏み出す必要はあるな。
これも生活パターン確立の大きな検討課題。
検討課題ばかりだ。