naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

日傘愛用

今年は日傘を使っている。

 

もともと、好きな季節は「春→夏→秋→冬」の順番で、寒いのは嫌だが暑いのは平気。

 

いくら暑くても平気、とさえ思って生きてきたが、さすがにここ何年かの暑さには辟易するものが出てきた。

温暖化で実際に暑さが増してきたことと、当方が加齢により暑さが堪えるようになってきたことの両方だろう。

 

5年くらい前からだっただろうか、夏に外を歩いていて、男も日傘をさして歩きければ、とふと思うようになった。

 

毎年の酷暑で、世間でも「男も日傘」を決して奇異には感じなくなってきた流れもあり、日傘を買ってみることにした。

昨年8月、大阪に旅行した時、思い立って梅田の阪急百貨店で晴雨兼用の傘を購入した。

 

ただ、いざ持ってみると、実際にさして歩くのに若干の勇気を要したので、結局、昨年の夏はほとんど使わないままに終わってしまった。

会社生活は今年6月で終了したので、結局、在職中の夏、勤務先近辺で日傘をさして歩くことはないまま終わった形である。

 

リタイアしての今年の夏、例年通り、外出時に野球帽をかぶって出かけるようにはしていたが、せっかく日傘を買ったんだし、使ってみようと思い、とりあえず、近所のコンビニに行く時に持って出て、さして歩いてみた。

 

なかなかいいんですね、これが。

頭に帽子をかぶるのも、直射日光からの防衛効果があるのはわかっていたが、日傘をひろげると、頭だけでなく肩から胸まで日光からさえぎってくれる。気温が下がるわけではないけれど、これは想像以上にラクだと気づいた。

 

見ると、「1級遮光生地使用」と書かれている。日傘として高性能なんだ。

 

長年、女の方が日傘をさして歩くのは当たり前だが、それは日に焼けることを避ける目的だからだと理解していた。男は日焼けなど気にするものではないから、日傘なんて、という世間一般の普通の考え方に同調していた。

しかし、実際使ってみると、日焼け云々以前に、この暑さの中、ラクに歩ける利点は大きいとつくづく実感。

 

今では、オケ練始め、晴れていればどこへ行く時も日傘を持って出るようになった。

 

もっと前に買えばよかった。そうすれば、西新宿や三軒茶屋に勤務していて、お昼を食べに出る時も使えたのに。

ちょっと残念である。