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浦安シティオーケストラ練習日誌~初めてコンチェルトをソロ付きで練習

日 時 : 2024年2月25日(日) 13:30~16:30
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : 本番指揮者K先生
内 容 : 合奏
曲 目 : コンチェルト(1~3楽章)、悲愴(1・2楽章)
弦人数 : 8・5・7・8・4

 

25日(日)、浦安シティオーケストラの練習は、本番指揮者K先生の合奏。

 

この日から、5月の定期演奏会の参加費徴収が始まった。支払いと引き換えにチケットを受領。今回はコンチェルトもあるし、メインも有名曲なので、かなりお客さまが入るだろう。私もいつものように集客活動に励みたい。

 

今回の定期演奏会の中プロ、チャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトは、これまでオケだけで練習してきたが、初めて代奏のソリストが来られ、ソロ付きでの練習となった。代奏を務めたのは、ヴァイオリンの団員、Tさんのご子息である。

(本番ソリストと合わせるのは4月の予定)

 

指揮者、代奏ソリストは初対面。

1楽章から3楽章まで、全曲を通した。

ソロのテンポは色々動いたので、よく見ながら、聴きながら合わせるように心がけた。

やはり、コンチェルトの練習は、ソロが入るのとオケだけなのとでは、密度が大きく違う。本番ソリストが同じように動くかどうかはわからないが、ソロに合わせるトレーニングにはなる。

 

その後、1楽章に戻り、オケだけの部分は割愛して、ソロとのからみでポイントとなるところを、楽章順に返し練習した。

本番ソリストとの合わせの前に、またこういう練習が何度かあると良いと思う。

 

休憩の後は、メイン曲であるチャイコフスキーの「悲愴」。

今回は1楽章と2楽章を練習すると予告されていた。

1楽章については、前週の弦分奏で、ヴィオラが中核を担う冒頭部分をみっちり指導されたばかりだった。今週もまた1楽章があるのか、とたじろぐ気持ちをふりはらって臨んだ。

まず、1楽章、2楽章を続けて通した。

 

その後、1楽章に戻ったが、今回もヴィオラはしぼられた。

まずアダージョの序奏では、パートの表が入る4拍目の溜めについて確認。また、これはヴィオラ裏やチェロ、コントラバスも含めたアンサンブルの問題だが、次の小節頭のsfのタイミング。

この序奏では、コントラバスの入りのタイミングやピッチ、ファゴットのソロについても綿密な指示が出た。

続いて主部、19小節目のアレグロ・ノン・トロッポからのくだり。2部にわかれたヴィオラとチェロが主題を提示して木管に渡すまでのわずか4小節を、何度も何度も練習した。

基本的にインテンポで弾くべきところ、テンポが崩れることの指摘、個々の音の長さや、アーティキュレーションに従った音の作り方。たった4小節だが、課題が山ほどある。

何度弾いても、毎回同じように弾けなければいけないが、現状では、弾くたびごとに違う。

K先生が、気になるところを妥協なく何度も繰り返し練習するのは、どの曲どの部分でも、どのパートに対しても同じなので、格別ヴィオラだけがターゲットになっているわけではないのだが、いかんせん、この部分は、ヴィオラとチェロ以外は演奏していないので、もう一度、もう一度、と繰り返すにつけ、いい加減何とかならないの? と思われているのではないか、と周囲の視線が痛い。

K先生によると、ここは「悲愴」全体の中で一番難しい部分だとのこと。それはまったく同感。個人で「悲愴」をさらう時は、全曲に費やす時間の半分は、1楽章最初の1ページにあてようと思っている。実際、前の日もそのようにさらったのだが、まだまだうまくいかない。

厳しい指導を受けることで、個人としてもパート全体もうまくなっていくことを信じて精進しようと思う。

(やっとここを通り過ぎて、ああよかった、と思っていると、K先生の場合は、その先も同様のじっくりとした練習がある程度進んでから、それではもう一度19小節目に戻ってやってみましょう、と言われて、げっ、となることもあるので、油断はできない)

 

以後、1楽章を中心に返し練習。その都度どのパートも均等に鍛えられたと思う。

2楽章も返して、時間切れで終了。

 

2月、合奏はすべてK先生、また弦分奏もK先生だったが、今後1ヶ月ほどはトレーナーの先生による練習になる。

次にK先生が来られるのは3月24日(日)になる。その練習では「悲愴」は3楽章と4楽章が予定されている。問題の1楽章をK先生に指導いただくのは4月後半になりそうだが、それまでの間にレベルアップしておきたい。パート練習も考えたいと思う。

 

※練習往復に聴いた音楽

    シューマン 幻想小曲集

       アルゲリッチ

    シューマン クライスレリアーナ

       アルゲリッチ

    シューマン 幻想曲

       小山実稚恵

    シューマン 交響曲第2番

       レヴァインフィラデルフィア

    ブルックナー 交響曲第4番

       スウィトナーシュターツカペレ・ベルリン