今年は桜の開花が例年より遅かったが、昨7日(日)、浦安の美浜公園はお花見の人たちでにぎわっていた。
日 時 : 2024年4月7日(月) 13:30~16:30
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : トレーナーK先生
内 容 : 合奏
曲 目 : コンチェルト(1~3楽章)、悲愴(3・4楽章)
弦人数 : 10・9・9・6・3
昨7日の練習は、トレーナーK先生の指導による合奏。
前週、3月31日(日)もK先生の合奏だったが、千葉県少年少女オーケストラの演奏会を聴きに行ったため欠席した。2週間ぶりの練習参加である。
今回取り組んでいる5月の定期演奏会、ヴィオラは団員9人、エキストラ2人の計11人で臨むが、7日の練習では、エキストラが初めて、それも2人揃って参加して下さった。
最初はチャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルト。代奏ソロはなくオケだけの練習だった。
まず1楽章から。
K先生から「展開部からやりましょう」と、127~161小節を弾いた。続いて、198~211小節の部分。
K先生によると、「ここはソロが休みでオケだけが演奏しているところだが、結構弾きにくいところでもある。こういうところをまず先に練習すると良い。場合によってはウォーミングアップの前でも良い」とのことだった。大事であり弾きづらいところを、まだ楽器になじんでいない内に練習することが効果的とのお話と理解した。家でさらう時にもそうすることが良いかもしれない。
改めて冒頭に戻って、楽章冒頭から通した。
その後の返しは、K先生が気になったポイントに絞って練習した。
例えば、97~100小節。3連符を弾いた後にリズムが変わって8分休符の後打ちになるが、ここがなかなかつかめない。
K先生がおっしゃるには、指揮と合わない、ソロと合わないということがあったにしても、オケ内部でずれているのはよくない、とのことだった。仮にソロとずれていても、オケ自体はぴったり合っていればまだいいとの趣旨と理解した。
続いて、2楽章、さらに3楽章を通した。
時間の都合で3楽章の終わりのみ返した。
次回のK先生の合奏では、3楽章に重点を置いて練習するとのことだった。
休憩の後、チャイコフスキーの「悲愴」。3楽章と4楽章を練習した。
3楽章を通した後、楽章終わりの方を返してから楽章冒頭に戻った。
ヴィオラの場合、冒頭の1~2小節、5~6小節が難しい。細かい音を続けて弾くのならまだいいのだが、ここは表と裏で交互に音があるので、それをちゃんと合わせなければならないが、基本のテンポを作ってくれているファースト・ヴァイオリンの音がよく聞こえないのが苦しい(再現部ではセカンド・ヴァイオリンが同じ立場になる)。
以後、コンチェルト同様に、K先生が問題と感じられた箇所に絞り、アンサンブルをきっちり整える練習が続いた。関係するパートを取り出しての練習が多かった。ヴィオラだけで、という場面もあった。
4楽章も、まず通してから、楽章終わりからポイントの返し練習。
K先生は、毎回トレーナーとしてのアンサンブル整理の観点から練習をつけて下さる。今回も各パートずいぶん鍛えられたと思う。
次回もK先生の合奏である。
※練習往復に聴いた音楽
ヴェーベルン 変奏曲、こどものための小品、ピアノ曲(遺作)
ピアノのためのソナタ楽章(ロンド)、ピアノのための楽章
ベルク ピアノ・ソナタ
シェーンベルク 3つのピアノ曲
武満 徹 遮られない休息 I、遮られない休息 II、遮られない休息 III、
ピアノ・ディスタンス、フォー・アウェイ、閉じた眼
P.ゼルキン
武満 徹 アステリズム
ポリーニ(1975、1977年録音)
ベートーヴェン 運命
セル=クリーヴランド管